読者投書ページ2



  • ●父の墓標を見つけられ、安堵の気持ちと無念の気持ちとで複雑な思いを抱いて帰ってきたシベリア紀行は心を打たれます。シベリアというところは気候風土とも厳しいところですね。私も96年5月モンゴル・ウランバートルの旅行に参加して来ましたが、ここにも多くの日本人犠牲者の墓地があると聞きました。日本人がそのような場所で戦争をしたり、命を亡くしたりと、この20世紀は悲劇の連続だったのでしょうか。(東京都 Y生)

  • ●「怨念を越えたシベリアの旅」というタイトルの意味するところが、本当によくわかりました。紀行文は、一緒に旅をしているような錯覚を抱きました。結びの文意は、私なりに十分納得がいくものでした。 特に、「父の魂魄が宿る墓標」の一節にある「墓地の帰途、その言葉を噛みしめながら、やはり遺体はシベリアに残そうと決心した。多くの戦友を残して、自分だけが日本に帰国することは父も望むまい。律儀な父が生きていれば、帰国するにしても最後の人となるのを希望するであろう。私は一人息子だから、父の気持ちがよく分かる。それよりも生きている限り、この墓地に巡拝の旅を繰り返そう。そのことが、ロシアと日本の新しい絆を結ぶことになる。」というところは涙が出る思いでした。(岩手県 K生)

  • ●亡き父を訪ねて数千里、執念のシベリア紀行は大変な力作でした。文章も新聞記者のレベルをはるかに超えて大作家のような雄大な構想と、歴史観に裏打ちされて立派なものです。(調布市 О生)

  • ●「怨念を越えたシベリアの旅」は、同じように父をシベリアで失った私にとって感動的な紀行文でした。父を失った後は、母と妹の三人であの荒波のような戦後生活を一生懸命に生きて、私は教会に救いを求めました。でもキリストの顔が、いつの間にか父の顔になってしまって・・・。紀行文は涙なくして読めませんでした。(石岡市 M子)

  • ●ロシアに対しての怨念に満ちた率直な思いと、怨念を乗り越えた深い思いを感じるとともに、「父の魂魄が宿る墓標」を発見したシーンは目頭が熱くなる感動的なものでした。久しぶりに心揺さぶる作品でした。(岩手県 T生)

  • ●杜父魚文庫見ました。  まずは、丹波哲郎さまのエッセイを読ませていただきました。夫婦って、いいですね。いつか私もあんなふうに、想いあえる人に出会いたいと思いました。少しずつ、読ませていただきます。電話を切りながら (^_^;)(岩手県・H子)