228 安倍首相の”しっかり” 古沢襄

大方の人は気がついたと思うが、安倍首相が初の記者会見で「しっかりやる」と”しっかり”を連発していた。閑な人は”しっかり”の数をかぞえてみたらいい。人間は緊張すると癖がでる。だが”しっかり”を何度も連発されると白けてくる。”しっかり”は意識してしっかり減らした方がいい。
昔から早口だったが、これは意識してゆっくり喋るようになった。以前は言っている言葉がよく聞きとれないことがあった。歯がちゃんとしていないと、歯と歯の間から声が洩れることがあると歯医者から聞いたことがある。
私も以前は前歯が大きくて、少し出っ歯だったが、歯医者がいう通り声が洩れることがあった。それを差し歯にしてから、声が洩れなくなった。安倍首相の祖父・岸信介氏は出っ歯。漫画の似顔絵では、ことさらに強調されている。
岸氏の実弟・佐藤栄作氏も出っ歯だったという。総理官邸の床屋から教えて貰った。私同様に差し歯にしたから”政界団十郎”といわれた美男に生まれ代わった。安倍首相が出っ歯だったのか知らない。ただ顎が小さいので歯数が普通の人より二本少ないという噂がある。本当なのか、どうか分からない。
安倍首相の顔は、どうみても岸譲り。ところが実弟の岸信夫参院議員は父親の安倍晋太郎氏に似ている。地元の山口県では「安倍の岸顔、岸の安倍顔」というそうだ。母親の安倍洋子さんは、まさに岸顔。ある葬儀で洋子さんの真後ろに座ったことがある。その横顔が岸元首相の生き写しだったので息を飲んだ。
安倍晋太郎氏と結婚した当時の洋子さんはふくよかな顔をしていた。少し太り気味だったので岸氏と似ているという印象はなかった。岸氏と違って出っ歯ではない。普通の良家のお嬢さんという印象しかない。
葬儀でみた洋子さんは喪服がよく似合うやせ形の美女。近寄り難い気品に満ちていた。岸・佐藤家は美男・美女の家系なのだろう。安倍首相は長身で顔が小さく、甘いマスクで女性から人気がある。国会論戦で小沢”頼朝”が安倍”義経”をいじめ過ぎると、思わぬ判官贔屓がでるかもしれない。人気とは、かくも摩訶不思議なところがある。

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