第4回 津村謙ふるさと歌謡大会が郷里の富山県入善町で開かれることになり、6月21日締め切りで町役場が出場者を募集している。
<透明感のある美声が“ビロードの歌声”と称賛され、「上海帰りのリル」などのヒット曲で一世を風靡した故津村謙さん。富山県入善町が生んだ戦後歌謡界の大スター、津村さんをしのぶ「第4回津村謙ふるさと歌謡大会」が8月4日、入善コスモホールで開催されます。
大会は、一般参加者が津村さんの曲で歌声を競うのど自慢と、プロによる歌謡ショーの2部形式で行われます。
■ 日時 8月4日A13:00開演
■ 場所 入善コスモホール
■ 料金 2,000円全席指定 6月9日(日)発売
・・・・・出場者を募集します・・・・・
■ 応募方法
申込用紙と津村謙の曲(2題目まで)を録音したテープを下記まで郵送・提出してください。
※テープ審査を通過した20組程度が本大会出場となります。
■ 締め切り
6月21日(金)必着
■ 申し込み・問い合わせ
〒939-0626 入善町入膳3200
入善コスモホール内
「津村謙ふるさと歌謡大会」出場係
TEL. 0765-72-1105
以上は入善町公式サイトから転載。
http://www.town.nyuzen.toyama.jp/welcome/index.htm
津村謙(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
つむらけん 1923年12月12日―1961年11月27日)は、富山県下新川郡入善町出身の歌手。
男性。本名、松原正(まつばら・ただし)。
1943年(昭和18年)テイチクからデビューしたが、まもなく徴兵される。1946年(昭和21年)、戦時中に発表され一世を風靡した映画「愛染かつら」の主人公津村浩三の津村と、それを演じた俳優上原謙の謙を取って、芸名を津村謙として再デビュー。
しばらくヒットに恵まれなかったが、1951年(昭和26年)に、「上海帰りのリル」が大ヒット。一躍大スターになる。
この曲は、1957年に松本清張(1953年に「或る『小倉日記』伝」が第28回芥川賞を受賞)が「別冊・文藝春秋」に発表した「操作圏外の条件(現在は「宮部みゆき責任編集・松本清張傑作短編コレクション・上巻に収録」にモチーフとして使われており、発売後6年経過した時点でも、人々に口ずさまれていたことがわかる。
「上海帰りのリル」の大ヒットに便乗して、他社からもリルと銘打った楽曲がいくつか発売されたが、「上海帰りのリル」を超えるリルソングは生まれなかった。なおリルとはmy little daringの略であるとされている。
その後、「リルを探してくれないか」、「紅椿の歌」、「東京の椿姫」、「待ちましょう」「あなたと共に(吉岡妙子とのデュエット)などのヒット曲を歌い、端正な風貌と、声楽家になってもいい美声で、「天鵞絨(びろーど)の歌声」のニックネームがあった。NHK紅白歌合戦にも1952年から1958年まで8回連続出場している。
1961年11月27日、東京都杉並区の自宅車庫にエンジンをかけたまま停めてあった乗用車の運転席で、排気ガスによる一酸化炭素中毒で昏睡状態になっているところを家族に発見され、病院に搬送されたが、意識が快復しないまま同日死去。享年37だった。
津村謙には全国に熱狂的なファンが居る。もちろん岡晴夫、小畑実についても同様。だから8月4日の第4回 津村謙ふるさと歌謡大会にも大勢のファンが集まることだろう。
NHKの「ラジオ深夜便」は6月27日午前3時台の〔にっぽんの歌こころの歌〕で懐かしの歌謡スター:津村謙集を組んで、上海帰りのリル、流れの旅路、東京の椿姫、待ちましょう ほかを放送すると予告しているが、既に異常な反響が寄せられているらしい。2007・06・17
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