ワシントン18日共同によると、米下院外交委員会は太平洋戦争中の従軍慰安婦問題をめぐり日本政府に謝罪を求める決議案を26日に採決することを決めたという。決議案に賛同する共同提案者は現在、民主、共和両党の140人に上っており、採決では賛成多数で可決される公算が大きいといわれる。
決議自体に法的拘束力はないが、米議会がこの問題で日本政府に対し、責任を認め公式な謝罪を要求する意味は小さくない。日本国内で反発が強まることも予想され、安倍政権は対応を迫られることになりそうだ。
決議案は日系のホンダ議員(民主党、カリフォルニア州選出)が今年1月に提出した。折から国会では会期が延長され、参院選を意識した与野党が激突のチャンバラ劇では情けない。
だが、これに先だって日本側は櫻井よしこ氏や屋山太郎氏ら識者と国会議員四十四氏が、ワシントン・ポスト紙(4月26日付)で慰安婦決議についての反論の意見広告を掲載した。これまで同決議案の採択に賛成する在米韓国系団体の意見広告が掲載されてきたが、日本側の意見広告での反論は初めて。言うべきことは、はっきり言っておく必要がある。
国会議員は自民党が29人、民主党が13人、無所属が2人。後の国会議員は模様見ということなのだろうか。
【自民党】 中川義雄(参院北海道)、 土井亨(宮城1)、亀岡偉民(福島1)、渡部篤(比例福島4)、 岡部英明(比例茨城5)、薗浦健太郎(千葉5)、平将明(東京4)、松本文明(東京7)、島村宜伸(東京16)、松本洋平(東京19)、 小川友一(東京21)、愛知和男(東京比例)、林潤(神奈川4)、 坂井学(神奈川5)、赤池誠章(比例山梨1)、鈴木馨祐(南関東比例)、 土井真樹(比例愛知11)、杉田元司(比例愛知14) 武藤容治(岐阜3)、稲田朋美(福井1)、 山本朋広(比例京都2)、大塚高司(京都8)、鍵田忠兵衛(比例奈良1)、木挽司(兵庫6)、戸井田徹(兵庫11)、西本勝子(四国比例)、木原稔(比例熊本1)、江藤拓(宮崎2)、古川禎久(宮崎3)
【民主党】 松木謙公(比例:北海道12)、吉田泉(比例:福島5)、 石関貴史(比例群馬2)、神風英男(比例埼玉4)、 松原仁(比例東京3)、笠浩史(比例神奈川9)、 鷲尾英一郎(比例新潟2)、河村たかし(愛知1)、 牧義夫(愛知4)、田村謙治(比例静岡4)、泉健太(京都3)、北神圭朗(比例京都4)、 松下新平(参院宮崎)
【無所属 】 西村真悟(比例大阪17) 平沼赳夫(岡山3)
コメント