12日の公示で参院選も本格的な戦いに突入した。今度の選挙でオラが一番傑作だと思う公約はイチの「与党を過半数割れに追い込めなければ政界を引退する―――」だ。
イチは、今でこそ野党第1党である民主党代表だが、もともと野党なんてガラではねえ。それこそ元々、なんで自民党を脱党したんだっけ。
「金丸事件」の火の粉を被るのが厭で自民党を遁走したのだった。その後、わけの分からない政党を創っては壊し創っては壊して日本の政界をかき回し、選挙制度や政治資金規正法を変えて国民の目を撹乱。
「担ぐお神輿は軽い方がいい」などと公言して細川や羽田の傀儡を表に据えテメエはカゲに隠れて「失われた10年」を首謀・演出。
この「失われた10年」の混乱でわが国政府に積もり積もった負債は実に850兆円。医療・年金・保険といった社会保障に手が回らなくなったのも、若者の雇用が滅茶苦茶になったのも、公共事業が減って地方が疲弊、どこの駅前もみんな「シャッター通り」になったのも、これら全部ひっくるめて財政赤字が本当の原因、イチらのせいだ。
「政治資金規正法」―――、伊吹はうまく逃げたが、辞めた佐田、自殺した松岡、松岡の後任の赤城らの各閣僚。民主党やその尻馬に乗った野党各党、盛んに追及をしているが・・・、
あんなものはじめからジャジャ洩れのザル法で、何とか還元水ならぬ濾水だで。穿(ほじく)りゃ与野党どこの事務所でも、ひとつふたつは見つかる欠陥法。法そのものがそのように出来ているのであって、もとはと言えば政党交付金といっしょにイチらが作った代物ではねえか。
問題になっている赤城農水相の結城・明野町にある実家には、オラも現大臣の祖父だった故・宗徳氏(元農相・防衛長官)の葬式の時に行った。交通の便が悪くてえらく時間がかかった。焼香するだけで1日がかりだった。
少なくともその葬儀の時には後援会の連中があの実家に山のように集って事務所として弔問客・有権者を捌いておった。故・鳩山威一郎氏(民主党幹事長の父)の葬儀の時の音羽御殿の光景と何も変わらんかったな。
「法律違反ではなくても政治倫理の問題」などと主張する議員もいるが倫理のこと言うのならテメエの頭の蝿を追う方が先だ。
そう、話はイチが「負けたら政界から去る」と嘯いていることだった・・・これが今回の選挙で一番光っている公約。選挙が終わればパア、君子豹変す・イチも豹変するで、オラは二股膏薬だと睨んでいる。
が、しかし参院選の投票行動に影響することだけは間違いない。全国の有権者、民主党支持者も無党派層も、イチのこと、本当は早く辞めてもらいたい、少なくとも金丸といっしょに引退すべきだったと思っている者少なくない。が何せ多くは岩手県民ではねえからの、彼を信任する衆議院選挙では辞めさせることができない。
岩手県に選挙権がネエのだから、どうしようもキャンノット。それが今度はちょと違う。イチ自身が胸張って「参院選で負けたらオラ引退する」だで・・・
「ぐっと睨んだ敵空に、星が瞬く二つ三つ」とばかり「この一言で民主党の票増える」と意気がっているのはイチ本人だけ。大見得切れば民主党が大躍進?笑わしちゃいけねえ永田町田舎芝居。(「頂門の一針」より)
769 イチの大見得大喝采 山堂コラム
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