平河総合戦略研究所メルマガ「甦れ美しい日本」(2007年7月7日 NO.126)に民社党中央執行委員長を務めた塚本三郎氏が寄稿している。13日の金曜日に車中でラジオを聴いていたら、塚本氏はミッキー安川氏と対談しており、寄稿文と同様な指摘をされていた。
<もともと、旧社会党から民社党まで、左、右両翼に加え、自民志向の松下政経塾出身の若者までが、議席の都合上、合流した組織が民主党であるから、基本政策を詰めれば、「分裂の危機」となる。
一番無難な方法は、「反自民」という看板で、旧社会党的手法をとる。選挙互助会の党とみられるから。政権政党ならばどうするか、が言えない苦しさが民主党の内部事情とみる>
議員は選挙区選挙あるいは比例代表選挙で票を集めなければ議員になれない。勝つためには呉越同舟、ともかく民主党丸に乗っかって選挙という激流の川を渡りましょう、ということだ。「選挙互助会」というのは言いえて妙である。
年金問題について塚本氏はこう記している。
<これに対して識者の間では、与野党が一体となって、否、「野党議員が職員労組を激励して」政府の押し通した改革の為の諸法案を実現させるため、1年で「心配のない様にする」と主張する、政府の公約に協力したらどうかという声があがっている。
「実行出来っこない」と言わず、労働組合にも責任が在ったのだから、今度は徹夜をしてでも、改革の実現に協力する。年金の問題は、国民の老後生活の生命線だから、政争の具にしてはならないと、民主党と労組が一体となって政府を助けたら如何か。そして、国民の為に、公務員の本来在るべき姿に立ち戻りなさいと、叫んでみたら如何か。
それこそが本当の戦いではないか。それならば、曖昧な自民、公明連立政権より、1度は民主党中心の野党に、政権を任せたらという民意となろう。
闘いの相手と立場を間違えて、国民の不安と政治の不信を拡大、増強することによって、天下の権を握り、掌握しようと目論んでいるのは邪道ではないか>
公務員の大半は真面目で孜孜(しし)として仕事に励んでいるだろうが、公務員の長女に聞くと、どうしようもない輩も少なくない。
長女が公休日に「大事な会議があるので出勤したい、無給でいいから認めてほしい」と上司に頼んだところ、「あなたが休日に無給で出勤したら、それが前例となってしまう、みんなの迷惑だからやめてくれ」と言われたという。
ここには奉公の精神のかけらもない。結局長女は、休みの日にたまたま職場に立ち寄っただけ、ということで折り合いをつけた。
お役所では民間からは想像もできない、滅私奉公ならぬ「滅公奉私」の労働慣行がまかり通っている。小沢ジチロウ・日教組の民主党に投票することは、ナマケモノ公務員の労働慣行にお墨付きを与えることになる。
国民がそれでいいと言うのなら、小生にも覚悟がある。選挙権、被選挙権を50歳以上の住民税・所得税納税者に限定する「制限選挙」を唱えるつもりだ。投票会場も各都道府県につき1ヶ所で3日間受け付ける。
屋台も軒を連ねて祭りの如し、経済効果は大きい。選挙結果は変わらなくても選挙にかかる費用は激減するから、それはそれで国のためになるのである。
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