さくらパパは一転して週刊新潮の記事は「事実と違う」と言い出しているそうだ。悪あがきはしない方がいい。すでにワイドショーやネット上で、さくらパパは議員辞職すべきだ、が大勢となっている。
民主党の鳩山幹事長はさくらパパと話し合ったうえで、「報道内容と事実のなかにかなりの”乖離”が見られる。したがって、今、横峯議員が弁護士と相談の上、対処したいと申しており、党としてはこの話を踏まえて、本人が弁護士と報道精査してどのような対応をとるか、見定める必要がある」と記者会見で述べた。
鳩山氏は、この手の問題の処理が下手である。小泉内閣の当時にライブドアの送金指示メール問題で、ガセ・メールに踊らされた永田寿康議員が議員辞職すると言っているのに、わざわざ病院にかくまって早期解決を遅らせ、結局は永田議員だけでなく前原代表の辞任まで招いた。
安倍”お坊ちゃん”首相と同様、鳩山”お坊ちゃん”幹事長だから、切った張ったの世界には弱い。さくらパパは週刊誌の取材に対して「東京の愛人と一度ならずエッチした事も事実です。全て僕の不徳の致すところで反省しています」「賭けゴルフは確かにやっていました」と正直に答えている。
「報道内容と事実のなかにかなりの”乖離”が見られる」というのは、賭けゴルフの金額のことのようだが、金額が三〇万円だろうと一〇万円だろうと、賭けゴルフをしていた事実には変わりない。枝葉末節にこだわると傷口がますます広がる。
一日も早くさくらパパが記者会見をして、説明のうえ謝罪することが先決であろう。枝葉末節はその時に述べればいい。週刊新潮の記事が事実と違うのなら、名誉毀損で告訴すればいいだろう。弁護士と相談しているというのは、告訴ができるか、どうかを検討しているのだろうが、枝葉末節で告訴しても勝訴する見通しがあるのだろうか。
大筋はさくらパパも認めているのだから、往生際を悪くしない方がいい。テレビ朝日の「スーパーモーニング」でも民主党の「遅い」対応が槍玉に上がった。ジャーナリストの大谷昭宏氏は「違法行為、明らかに法律違反をした人間が謝って済む問題じゃない」「お辞めいただくのは当たり前」と厳しい。
ヨネックス・レディース第一日に出場している娘のさくらプロは、前回優勝しているだけに期待されているが、初日は71で回り、二〇位と冴えない。さくらパパの不祥事に胸を痛めているのだろう。健気な娘を悲しませてはならない。
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