読売新聞社の世論調査では自民党支持層の61%が福田支持、麻生支持が18%で国会議員のみならず党員・党友の間でも福田支持が圧倒的に多い結果が出た。麻生氏の地元九州でも福田50%、麻生26%。
福岡県連では党員・党友による予備選挙を予定していたが、麻生支持派と福田支持の古賀誠派、山崎拓派の支持票集めが激化しているので、予備選を中止して県連執行部が麻生氏に投票を一本化する方針を決めるハプニングも生まれている。福岡は麻生三票が獲得できた形となったが、地方でも福田支持が麻生支持を圧倒する流れとなった。
民主党支持者を含めた一般の支持調査でも福田支持が58%、麻生支持が22%。やはり安倍路線の継承者である麻生幹事長よりも対極にある福田元官房長官に対する期待度の方が多いという結果が出ている。
国会議員票で劣勢となった麻生支持陣営は、地方票を大量に獲得して巻き返しにでる作戦をとったが、期待が空振りとなった。三年間も表面に出ることがなかった福田氏なのだが、地味な人柄にもかかわらず現職の麻生幹事長を上回る国民的な人気が出たのは意外な感じを持つ。
年代別、地域別、男女別でもすべて福田支持が麻生支持をひき離している。とくに女性票が福田62&、麻生18%と大差をつけた。ひょうたん顔で七十一歳の福田氏が女性に人気があるのも面白い。
<読売新聞社は15、16の両日、自民党総裁選に関する緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。
福田康夫・元官房長官と麻生太郎幹事長の、どちらが総裁にふさわしいかでは、福田氏を挙げた人が58%にのぼり、麻生氏の22%を大きく上回った。自民支持層で見ると、福田氏61%、麻生氏27%だった。
国会議員票で優位に立つ福田陣営に対し、麻生陣営は都道府県連の党員投票に期待しているが、国民の人気も福田氏の方が高かった。
男女別では、男性は福田氏53%、麻生氏27%、女性は福田氏62%、麻生氏18%で、女性の福田氏支持が目立った。年代別、地域別でもすべて福田氏の方が多かったが、麻生氏の地元「九州」では、福田氏50%、麻生氏28%と他と比べて差は小さかった。>
<自民党福岡県連(会長・新宮松比古県議)は16日、福岡市内で緊急執行部会を開き、党総裁選で予定していた党員・党友による予備選挙を中止し、県連に割り振られた地方票3票を地元選出の麻生太郎幹事長(衆院福岡8区)に一本化することを決めた。県内では山崎拓前副総裁(同2区)や古賀誠元幹事長(同7区)らが福田康夫元官房長官を支援。予備選に向け、双方が党員への働きかけを本格化し、対立が深まっており、県連内の混乱回避を優先した。
新宮会長は同日、福岡市内で記者会見し、予備選中止の理由について「県選出国会議員が真っ二つに分かれ、このままでは次期衆院選も戦いにくい」と述べた。>【
1001 福田61%、麻生18% 古沢襄

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