韓国の朝鮮日報は北朝鮮の南浦港に3000トン級ロシア製護衛艦が停泊していると伝えている。この「クリバク級フリゲート艦」は武器類が外されていることが確認された。したがって名目上はくづ鉄としてロシアから輸入したと言い逃れする可能性がある。
しかし、北朝鮮はこの数年間ロシアや中国に大型艦艇導入を打診し続けてきた。このフリゲート艦に北朝鮮が開発した新型対艦ミサイルやヘリコプターを搭載することが可能である。南浦港付近に軍艦用造船所がある。
これまで北朝鮮の戦闘艦は排水量1000トンを超えるのはたった3隻しかない。1970年代に建造した「羅津級」(1500トン)2隻と、1980年代に建造した「ソホ級」(16001トン)1隻で、いずれも老朽艦。
軍事専門家らは、このフリゲート艦がクリバク級の中でも最新型であるクリバクⅢとみている。北朝鮮が3000トン級の大型艦艇を実戦配備すれば、その目的は日本と考えておいた方がいい。まさに日本海は波高しと思わねばならぬ。
<衛星写真や航空写真画像で地球全体を表示するサイト「グーグルアース」(earth. google.com)に掲載された1枚の写真に、韓国情報当局やネットユーザーがくぎ付けになっている。その写真とは、武器類が外されたロシアの「クリバク級フリゲート艦」(護衛鑑)=3000トン=1隻が北朝鮮・大同江下流の南浦港付近に停泊しているもの。
北朝鮮が現在所有する戦闘艦のうち、排水量1000トンを超えるのはたった3隻。1970年代に建造した「羅津級」(1500トン)2隻と、1980年代に建造した「ソホ級」(1600トン)1隻だ。
このフリゲート艦には艦砲やレーダーが搭載されていないことから、韓米情報当局は今のところくず鉄として輸入された可能性が高いとみている。しかし、7000トン級のイージス艦をはじめ、3000トン級以上の大型艦艇を所有する韓国海軍に対し危機感を抱いてきた北朝鮮海軍が、この数年間ロシアや中国に大型艦艇導入を打診し続けていたことから、北朝鮮がこのフリゲート艦に武器を付け使用する可能性もある。
軍消息筋は6日、「北朝鮮はこのフリゲート艦にヘリコプターを積み、旗艦(司令官が乗り指揮を執る艦)として使うとの情報もあり、監視を続けているところ」と明らかにした。
一部では、このフリゲート艦に北朝鮮が開発した新型対艦ミサイルが搭載される可能性も取りざたされている。南浦港付近に軍艦用造船所があることも、こうした情報を裏付けている。
しかし、別の消息筋は「北朝鮮は展示するためにこのフリゲート艦を運び込んだとの情報もある」としている。専門家らは、このフリゲート艦がクリバク級の中でも最新型であるクリバクⅢと考えている。80年代中盤に建造されたクリバクⅢ(全長123.5メートル、幅14.2メートル)はSA-N-4 対空ミサイルやKA-27ヘリなどを搭載でき、今もロシア海軍で使用されている。(朝鮮日報)>
1168 北朝鮮が3000トン級護衛艦? 古沢襄

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