1177 李会昌氏の大統領選出馬理由(2) 古沢襄

◆ハンナラ党離党と候補者一本化
李元総裁はハンナラ党を離党することについて、「同志の皆さんから石を投げられれば潔く甘受する」「この切実な思いをどのようにして言葉で表現できるだろうか」「自分のせいで怒りに満ちて傷ついた党員同志がいるならば、心から許しを請いたい」などと述べた。
しかしその一方で、「皆さんと別れるのは、風前の灯のような危機的状況の自由民主主義体制を守るためにはこの道しかないと確信したからだ。皆さんと再び会う日が来ることを願う」と語った。ハンナラ党では李元総裁に対し、「第2の李仁済(イ・インジェ)」「裏切り者」などの激しい反応を示している。
一方、最後まで選挙戦を戦うつもりかと問う記者たちの質問には、「戦争の途中で戦場から逃げ出そうと考えながら戦場に向かう将兵はいないと思う」と述べる一方で、「もし選択が誤っているという国民の判断がはっきりしたならば、いつでも国民の意を受け殺身成仁(身を殺して仁を成す)の決断を下すだろう」と語った。
世論調査での支持率が李明博候補に大差をつけられたなら、辞退して候補者の一本化に応じる余地も残した。
◆主な公約
李元総裁は憲法改正を含む政治改革や、権力構造改編などを公約として掲げている。今後の選挙戦においてどのような形で権力構造の改編を主張するのかが争点になるだろう。内閣制などさまざまな形での権力分散案は他の会派と協力する名分となるからだ。また、「国の根本的な制度や規則を正す法治革命」「対北朝鮮政策の再定立と韓米同盟の復元」などを提示した。(朝鮮日報)

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