1183 アケビの季節 平井修一

ここ数日でかなり冷え込んできた。散歩コース沿いにアケビが実をつけているが、今朝見ると赤紫に色づいている。あと2週間もすれば実にひびが入り、食べごろになる。
このアケビは誰も取らない。子どもの頃、多摩丘陵に遊び、運良くアケビを見つければうれしそうに食べたものだ。近年はアケビが食べられることをわが町の住民は全く知らないようで、鳥がついばむのに任せている。小生は毎年3個ほどいただいているが、数えてみると今年は47個もなっている。豊作である。
ウィキペディアによれば――
<アケビ(木通、通草)はアケビ科の蔓性落葉低木の一種(学名 Akebia quinata)、あるいはアケビ属(Akebia)に属する植物の総称である。
受粉に成功した個々の雌しべは成長して果実となり、10cm前後まで成長する。秋に熟して淡紫色に色づく。成熟した果実の果皮は心皮の合着線で裂開し、甘い胎座とそこに埋もれた多数の黒い種子を裸出する。この胎座の部分は様々な鳥類や哺乳類に食べられて種子散布に寄与する。
種子を包む胎座が甘みを持つので、昔から山遊びする子供の絶好のおやつとして親しまれてきた。
果皮の部分はほろ苦いので子供が野山で食べることはないが、内部にひき肉を詰めて油で揚げたり刻んで味噌炒めにするなど山菜としての調理を施すことで、通好みの山菜料理として親しまれている。
果実として栽培する地域もある。また、東北地方などでは新芽(山形や新潟などでは木の芽と呼ぶ)をやはり山菜として利用している。
アケビまたはミツバアケビのつる性の茎は木通(もくつう)という生薬である(日本薬局方に記載の定義による)。木通は利尿作用、抗炎症作用などがある>
昨秋、アケビの種を植木鉢に置いていたら、春から芽が出て、今では10センチほどに育った。ひとつの茎には小葉3枚がついているので「ミツバアケビ」だ。
「アケビ 料理」で検索したら「山形流あけび料理」のサイトがあった。
http://www2.plala.or.jp/dogcat/akebi.htm
どんな味なのか、作ってみよう。(「頂門の一針」より)

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