先日、TEAsiaを支えてくださる大きな力、極楽とんぼ8581さんからご注文を頂きました。
友人へ中国茶のお歳暮を届けたい。1年の感謝を伝える贈り物とあっては、張り切らずにはいられません。とびきりのお茶をご用意しよう!と仕入れに行って参りました。
極楽とんぼ8581さんは台湾茶がお好き。中でも高山茶がお気に入りなので、梨山、阿里山は外せません。そして、日本の方が飲みやすい凍頂もいいですね、ということになりました。
今回小町が選んだのは、有機栽培された梨山。自然の甘みと何煎飲んでも清らかな味わいは、さすが高山茶のなせるわざと唸らせる逸品です。
阿里山は高山茶の中では標高が低い方。気軽に毎日飲めるお手ごろなお茶です。金萱種という茶樹で高級品となると自然のミルク香がしますが、一般に出回っている商品は人工的に香りつけしたものです。
今回の阿里山は熟したフルーツや濃厚な木犀の香りにも似たもの。甘い香りでリラックスできること間違いなしです。
凍頂は「濃香型」と呼ばれる伝統的な方法で焙煎をしたものを選びました。香ばしい香りが特徴で、カップに残るのは濃厚なミルク香です。その香りがいつまでも残っていることは、優秀な烏龍茶の証拠。「このお茶は時間のあるときにじっくり飲みたい」と思わせます。
極楽とんぼ8581さんのお友達には、上記に加えてジャスミン茶も同封しました。日本で出回っているものには人工香料を使用したお茶もあり、本物のジャスミンの花で香り付けしたものとは比べ物になりません。
アロマ効果を求めるなら、やっぱり自然が一番!をモットーに選びました(笑)。
そのお歳暮を受け取られた古沢さまには、またまた杜父魚文庫ブログに取り上げて頂きました。本場の中国茶とご紹介頂きました。
文末は「気品のある中国茶はやはり本場で仕入れるしかない」と締めくくられております。小町もその通りだと思います。
日本にある中国茶に駄目出しをするつもりは一切ありません。きっと、色んな方の手を渡って、やっとたどりついた先が日本という地だったのでしょう。
そうして渡っていったお茶の中で、いいお茶に「めぐり合う」人もいると思います。しかしながら、農作物はやっぱり現地が一番。
小町も福建に行ってみて、初めて「あー、上海も大都会で中国中からいいお茶が集まってくるけど、やっぱり現地での出会いには敵わないな」と実感したのです。
なかでも、気品のあるお茶にめぐり合おうと思ったら、上海でも難しいこと。日本では尚更でしょう。
あ、でも小町が東京サロンをオープンしたら、出会えますよ(笑、さりげなく宣伝)。
そんな風にご紹介頂けるのはとても光栄なことです。色んな方にもっと中国茶を知って頂きたい。烏龍茶といってもとても種類が多く、実際に味わって頂きたい。そんな想いが伝わっていると実感できるのは、大変嬉しいです。
いつも支えてくださる極楽とんぼさん8581と、ご紹介くださっている古沢さまに感謝の気持ちを込めて。
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1276 お茶を選ぶ楽しみ 上海小町

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