1306 本格化する中国の原油備蓄 古沢襄

<中国国家発展改革委員会は19日、浙江省寧波市に建設してきた鎮海石油備蓄基地の正式運用を始めたと発表した。中国は2004年3月から鎮海を含む計4カ所で石油の戦略備蓄基地を建設してきたが、正式運用は初めて。
備蓄基地の管理や石油の貯蔵、放出などを行う国家石油備蓄センターも18日に発足しており、発展改革委は「中国の石油備蓄対策が新たな段階に入った」と強調した。
鎮海備蓄基地の貯蔵規模は520万立方メートル。国有石油大手の中国石油化工集団が建設を請け負い、昨年から貯蔵が始まっていた。他の3カ所も来年にかけて正式運用が始まる予定。(共同)>
浙江省寧波市にある鎮海備蓄基地は中国でも最大規模。しかし原油の備蓄に関しては詳細が明らかされていない。国内産の原油の備蓄という説もあれば、寧波港算山埠頭に接岸したタンカーからロシア産の輸入原油が注入されている説もある。
建設中の他の3カ所(浙江省・舟山市岱山、山東省・青山市黄島、遼寧省大連新港)の原油備蓄基地についても詳細が分からない。国家機密の扱いになっている。
四基地の原油備蓄量は中国全土で消費する原油使用量の十数日分ともいわれている。日本の場合は国家備蓄が九十一日分、民間備蓄が八十一日分といわれている。しかし石油消費国家となった中国が急ピッチで原油備蓄に取り組んでいる。
消費量が飛躍的に伸びている中国が、国内産の原油を備蓄する余裕はあるまい。アフリカなど世界各地に原油を求める資源外交に力を入れている。備蓄が本格化すれば、原油価格にも影響が及ぶ。
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