<大連立で本格政権だった=民主・小沢氏が回顧
民主党の小沢一郎代表は28日午後のBS放送の番組収録で、福田康夫首相との間でいったん合意した自民党との大連立について「『一石三鳥』で、民主党本格政権は間違いないと思った」と回顧し、自らの判断は正しかったことを強調した。
その上で「もし合意していたなら、(民主党提出の)法案は通過している。農政は大転換されている。新しい年金制度も作られている」と、参院選での公約は実現できていたと指摘した。>2007/12/28-19:36時事通信
この事は自分を否決した党幹部を信頼していないと言っているに等しいが、年を越したら、そんな信頼できない幹部と火の玉になって政権交代をすると張り切る。小沢ってなんなんだ。
<火の玉となって衆院選に=小沢民主代表、新年の決意
民主党の小沢一郎代表は1日午後、東京・深沢の私邸で恒例の新年会を開いた。あいさつした小沢氏は「衆院解散・総選挙は年内に間違いなく行われる」と強調。
「今度の衆院選は最終の決戦だ。(党全体が)火の玉になり、何が何でも過半数を制する」と、政権交代実現への決意を語った。>1月1日17時0分配信 時事通信
大連立で得るべき『一石三鳥』とは、大連立していない現在は所持していないものである。小沢氏が大連立話の壊れた際、「民主党の政権担当能力の無さ」を自ら指摘し弁明に用いた。
これはとりもなおさず、政権担当能力というものが一朝一夕にはできないことを自ら知っている小沢氏でなければ吐けない科白。或いは鳩山幹事長や菅代表代行らが十分承知していない事実である。
それなのに年を越したら「火の玉」になれば政権担当能力が忽然と出来て、それを国民が信じて政権を民主党に政権を委ねる事に成るのだろうか。
小沢氏はここに来て民主党を馬鹿にしているし国民を馬鹿にしている。という事は小沢氏は双方を信じていないという事に成る。正月の御神酒を飲む前から酔っていた、というのなら、酔った紛れに党内から日米安保反対勢力を追放して見せてくれ。
そうでなければ民主党とは、単なる烏合の衆であり、国民の過半数の支持は永久に得られない。断言する。
自民党田中角栄派出身最右派の小沢と社会党勢力たる左派が手を握った現状は、支離滅裂の党内を纏める薄皮みたいなもので、団結の強靭な帯ではない。取り敢えず傷を癒す包帯みたいなものだ。
国民からすれば自民党政権にはもはや愛想が尽きたが、さりとてそれに代わるべき民主党が政党として肝腎の国家安全保障政策を示していない事に苛立つ。党内小沢派と横路派による安保のある種の文書は出来ているが、あれは玉虫色より酷い訳の分からぬ怪文書に過ぎない。
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1356 小沢の右往左往 渡部亮次郎

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