1386 解散総選挙ありやなしや 平井修一

「相手の厭がることはやらない方がいいでしょう」という、信じられないほどの対中軟弱=チャイナスクール外交を宣言した福田総理だが、衆院の解散総選挙はするのだろうか。
素人考えだが、解散総選挙したところで絶対に与党は現在の3分の2議席は維持できないだろう。
国益よりも私益、我慢よりもバラマキ大好きな選挙民は、テロ対策や国際社会でのプレゼンス、子供たちへの徳育より、減税やら年金やら手当てやら賞味期限のほうがはるかに大事なのだから、自民党には票を入れない。
先の参院選で、多数決民主主義のもと、良識のあるとされる選挙民は「生活第一」の民主党を選んだのだから、民主党がよほどの失態を見せない限りは自民党に追い風は吹かない。
それが分かっているのだから解散総選挙はあり得ないと、福田総理風に言えばこうだ。
「無駄なことは止めましょうよ、だってそうでしょ、総選挙で勝っても参院はあと3年間は現状維持ですしね、ネジレが解消されるはずもないんですから。
それにですよ、総選挙をすれば1000億円の税金が使われるわけですよ。歳出削減で爪に火をともすように厳しい予算を組んでおり、国民の皆様の血税を無駄な・・・、いや、民意を聞くというのはそれはそれで大事ですよ、その方法は選挙だけじゃないでしょ。やらないでもすむならやらない方がいいんじゃないですか」
民主党は追い風が吹いているうちに解散総選挙にもちこみたい。福田総理は容共左派=リベラル的だが、いくらなんでも民主党に手を貸すほどの愚策はとらないのではないか。
民主党は選挙モードに入っており、正月から共産党系の労働組合にまで挨拶回りをしている。わが長女の証言。
「組合の旗開きっていうのに動員されたんだけどね、スペシャルゲストが来るっていうの。カンナオトっていう人が来てね、みんな一緒に並んでうれしそうに写真を撮っていたけど、この人誰?」
長女の天然呆けもすごいが、菅直人曰く「新テロ特措法が衆院の3分の2条項で再議決されてしまった、アフガニスタンには油ではなく井戸掘りなどの民生支援が必要であり、次の総選挙では民主党をぜひ勝たせてほしい。政党は違うが、こういう機会を増やし、共産党との共闘も進めて行きたい」。
民主党は臨戦態勢なんだなあ、自民党は遅れをとっているのではないかと思うが、自民党にとって解散総選挙はどんなメリットがあるのか、専門家や玄人筋からご教授いただきたいものである。
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