給油国会も民主党の空振りに終わった。大衆受けを狙ったガソリン国会も同じであろう。地方六団体を敵に回して選挙ができるのであろうか。大阪府知事選挙も危うい。戦略なき戦術だけでは政局は乗り切れない。
そんな中で21日夜に都内のホテルで古賀選挙対策委員長、高村外相、麻生前幹事長、久間元防衛相の四者会談があった。新聞ではベタ記事にしかならなかったが、古賀、高村両氏は福田政権擁護派、麻生、久間両氏は脱福田政権派。会合では洞爺湖サミットまでは解散を行うべきでないということで一致している。
これを額面通りに受け取る手はない。洞爺湖サミット後はいつ解散・総選挙があっても可笑しくない政治情勢を迎える。来年の衆院議員の任期満了まで解散・総選挙を引き延ばすのは至難の技といえよう。
7月7日から9日まで開かれる北海道洞爺湖サミットが終わった後、これを花道に福田首相が退陣、八月には麻生太郎氏が後継首相になるというシナリオもあり得ない話ではない。自民党にとって生き残りを賭けた次の総選挙である。想定外の出来事が起こるかもしれない。四者会談は、その序幕となるのではないか。
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1409 想定外の出来事が起こるか 古沢襄

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