1422 議員辞職を迫る菅代表代行 古沢襄

<民主党の菅代表代行は24日で、道路特定財源の暫定税率を維持する政府案に賛成の意向を示している同党の大江康弘参院議員について、暫定税率廃止の党方針に従わず、実際に賛成の場合は議員辞職すべきだとの考えを示した。大江氏は昨夏の参院選比例代表で当選。菅氏は「比例で民主党は2300万票をもらったが、大江氏の票は6万9000票足らず」「そういう行動を取るなら、議席を民主党に」と強調した。(共同)>
かなり飛躍した話である。党の方針に従えないのなら、離党すべきだというのなら分かるが、一足飛びに議員辞職を迫るのは穏やかでない。参院の比例代表で大江康弘氏は6万9000票近い票を取っている。この民意はどうなるのであろうか。
独裁国家ならいざ知らず、基本的には議員の個人的な意思を頭から否定して、無理矢理に党執行部の方針を押しつけるのはファシズム的な傾向といわれても仕方ない。菅代表代行は党方針を強圧的に押しつけるのではなくて、大江康弘氏を説得することが先決ではないか。イラついて頭から強圧的に押さえ込むやり方は、全体主義的な傾向ではないか。
このところ民主党には、どうかと思うことが多すぎる。参院選で国民から第一党を与えて貰ったのを何か履き違えている観がある。まず国民ありきであって、党ありきではない。こんな体たらくでは総選挙で民主党は手痛いお灸を国民からすえられてしまうのではなかろうか。
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