1438 カレイの恩返し MoMotarou

おてがみをひろった人へ わたしは小がっこう1ねんせいです。いまわたしたちのがっこうは、百二十さいです。そのおいわいで、みやしょうおんどをうたったりおどったりします。このおてがみをひろったかたは、おへんじをください。しらひげなつみ 川崎市立宮崎小学校
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なんと優雅なお話ではありませんか。
■現代の御伽噺
(毎日新聞より)2008年1月24日。千葉県の銚子漁港で水揚げされたカレイの背中に、川崎市の市立宮崎小が93年に創立120周年を祝って上げた風船と手紙がついていた。15年を経て約100キロ東の太平洋の海底から回収された手紙。(終)
手紙を取りに来た元小学生のお名前が「白髭(しらひげさん)」で、まるで浦島太郎を連想させるような偶然の出来事。違っていたのは白髭さんが丸顔の女子大生であったということです。
■鯨とカレイ
どこかの国が鯨を使って、我国を恐喝しているのとは全く違ったファンタジステックなニュースでした。これなどは海外へうまく発信すると、我国民の印象を格段に良くすることができるでしょう。
味付けをするなら、自然との調和と穏やかな国民性。浦島太郎・亀・竜宮城とくれば「海洋国家」であることも訴えることができます。
レーガン米国大統領の鯨よりずっと”軽くて”よいですね。
■現代に生きる御伽噺
浦島太郎のお話といえば昔話のように聞こえます。しかし、今でもこのお話は活躍しており、しっかりと外貨を稼ぎ国力を高めております。知る人ぞ知るアニメ「ドラゴンボール」(カメハメハ仙人―”助けた亀”とハワイ王朝を掛合わせたもの)です。
このアニメはフランスを筆頭に世界中で放映され人気を博しております。その実績は凄まじいものがあり、1987年フランスで放映されると最高視聴率67.5パーセントを記録し、原作コミックスは1500万部以上(2003年までで)販売されております。
日本嫌いの韓国あたりでも大変な人気で実写版まで製作されました。WIKIPEDIAで「ドラゴンボール」で一度ご覧になると良いでしょう。
漫画自体は西遊記がベースで始まり、日本の昔話なども取り入れられ奥の深さを感じさせられます。また鳥山明さんのセンスの良さが、色使いやストリーにも表れ、浮世絵の手法も随所にみられます。
■多様性の発揮
我国の元外務大臣が漫画のマニアで有名です。日本では顰蹙(ひんしゅく)をかうようなところがありますが、まぁ、あれは一種の「格好」をつけているようなものでしょう。
戦後、米国がディズニー映画で日本の子供達を魅了したように、日本のアニメがその役割を果たすことができれば素晴らしいことです。
元気を出しましょう。株価ばかりが日本ではありません!
●松尾文夫「アメリカ・ウォッチ」
  http://homepage.mac.com/f_matsuo/blog/fmblog.html
お勧めサイト
 ・「襲撃された側の話を聞く 古沢襄」杜父魚(かじか)文庫ブログ
  http://blog.kajika.net/?eid=756932
杜父魚ブログの全記事・索引リスト(1月24日現在1435本)

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