毒入りペットフーズ、インチキ玩具、薬などで中国のメーカー二社と米国の輸入業者を起訴。ラベルを偽造して検査を逃れた証拠が明らかに。
ヘラルドトリビューン(2月8日付け)の11面に以下の記事がある。
ミズーリ州カンサスシティの連邦地裁が、中国からペットフーズと偽ってデタラメな中身のもの(タンパク質グルテンに石灰をまぜたり)を輸入した業者、ならびに中国のメーカー二社を起訴している。
起訴の中身はといえば、中国における製造過程での毒素混入の証拠が固まらず(中国側の非協力により)、結局、輸出並びに輸入検査をごまかすためにラベルをほかの物資を示すものに偽造していた、動かぬ証拠を固めて、有罪に持ち込むのが、検察側の考え方だたと伝えている。
この裁判は、そのごの鉛入り玩具、人形、不良タイア、ナマズなど一連の中国製品のインチキ裁判の嚆矢となるため全米から注視されている。
米国で起訴となる法律は、しかしながら中国では適用されないために、ラベルごまかしの犯罪だけで法廷に持ち込んだのだ。もちろん、中国の業者は出廷するわけでもなく、海外逃亡(休暇といって海外に身を隠しているらしい)。
この裁判のゆくえ、日本とて他人事ではあるまい。
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1488 輸入業者と中国メーカーを起訴 宮崎正弘

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