1508 中国の石油消費が落ち込み傾向に 宮崎正弘

レーマン・ブラザーズが5・3%から4・5%に石油消費拡大率を下方修正。
商品取引大手のレーマン・ブラザーズ社は、大雪の中国における生産活動の停滞、停止、中断などから予測して、今年の中国の石油消費は、その伸び率が5・3%から4・5%に落ち込むと予測結果を公表した(ヘラルドトリビューン、2月12日付け)
青海省、貴州省、甘粛省など中西部から南部の地方には鉄道輸送が不能になって生産財、原材料が届かず工場は軒並み操業中断に至っている。
このため、日量40万バーレルと推定された石油は、340000万バーレル程度で収まり、大雪と旧正月に挟まれた二月に限っては、275000バーレルの需要にとどまるだろう、と予測している。
原油消費増加率の後退ぶを経済成長率に比例させて予測すれば、世銀が予測した8・6%成長という、ことしの中国の経済成長率下方修正の改定値さえ、その目標の達成が難しくなるのではないのか。
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