1557 ポーラ・クリーマーに痺れる 古沢襄

藍ちゃんと横峯さくらが予選落ちしたフィールズ・オープンでポーラ・クリーマーが今季初優勝。ポーラ・クリーマーは絵になる米女子プロだが、最終の5ホールで4バーデイを奪って逆転勝利する凄さには背筋が寒くなる。
2005年夏の全米女子オープンに出場した時はハイスクールを卒業したばかりの18歳。女優のような顔立ちと足が長いスタイルの良さで、日本でも一気に人気がでた。私もポーラ・クリーマーのカレンダーを買って、鼻の下を長くした口である。
ゴルフ仲間が一斉にカラーボールを持ってコースに出た時には、お互いに顔を見合わせて照れてしまったこともある。それほど世の男どもに人気があった。久しぶりに見たポーラ・クリーマーだが、まだ21歳。しかも美人ゴルファーというよりは、「世界ナンバーワン・プレーヤー」を目指す風格をすでに備えている。
上田桃子ら同じ年代の日本の女子プロもいい勉強になったろう。パットの正確さには、ますます磨きがかかっている。全米の女子プロで三位のパターの名手というのもうなずける。今回はポーラ・クリーマーばかり見ていたが、18歳の時の初々しさが消えて、気の強い勝負師の姿だけが目立った。
その肢体の艶やかさで世の男どもを魅了したアイドル女子プロから、世界ナンバーワン・プレーヤーの階段を駆け上がるトップ・プレーヤーの一人になっていた。このところ日本は憂鬱になる事件が多い。華やかな女子プロの活躍をみて気分を変えるのも必要ではないか。
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