江沢民の妹、李鵬の娘が出席し「病気は心配ない」と強気の会見。
お呼びでもないのに真っ先に手を叩いて入場してきた。
昨秋の共産党大会初日、胡錦濤の前を江沢民(前総書記兼国家主席)がしゃあしゃあと歩いて、真ん中にどかんと腰掛けた。肩書きがないのに、党大会にでないと不安なのだろう。ほかの長老たちもひな壇に雁首をそろえたが、歩行困難、言語不明瞭の長老も目立った。
党大会の席上、江沢民は胡錦濤の長い長い冗漫な演説中、居眠り、あくび、そしてお茶をつぎにきた美女に露骨に見入っているところを西側のカメラがとらえた。
3月3日から北京で開始された政治協商会議につづいて、5日から全人代が開催されている。
日本のマスコミは、初日に温家宝首相が「食品の安全」に関して演説したことを大きく取り上げたが、江沢民、李鵬ら長老格の動静は伝わらなかった。
江沢民は顔面神経痛を患って人前にでる状況ではないらしい(多維新聞網、3月5日付け)。李鵬は脳血栓の疑いがあるという。
しかし江沢民の妹で政治協商委員でもある江沢慧は「兄の健康は良好」と語った。
李鵬の娘の李小琳も政治協商会議委員(中国電力公司主席でもある)を兼ねており、北京の大会に出席したおり、「健康は正常で風邪ひとつ引いていない」と否定した。「ただ、最近は日誌を整理したりして突如情緒不安定になり涙を浮かべていることがある」と語ったという(同誌)。
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1605 江沢民と李鵬が全人代初日に病欠 宮崎正弘

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