新聞の論説は揃って民主党を厳しく批判している。政府批判は朝のNHKの解説ぐらいである。国民の受け取り方は、次の「頂門の一針」の読者投稿に現れている。中立であるべき日銀総裁の人事を野党優位の参院が葬ったのは異常といわねばならぬ。
衆院はこの人事に同意を与える。衆参ねじれ国会は、党利党略の場と化している。解散・総選挙をやっても、民主党がこの体たらくなら政権奪取は難しくなった。「頂門の一針」の読者投稿が多くの国民の率直な気持ちではないか。与党が勝てばエンドレスの政局混乱が続くことになる。
福田政権の無策と小沢野党の暴走が続けば、その先にどういう事態が起こるのか?無策と暴走の大連立だけはご免蒙りたい。
<私は今回の件で、小沢さんと民主党が本当に嫌いになりました。
かつて、小沢さんが新進党を立ち上げた頃でしたっけ。マスコミと野党を中心に、やっぱり日銀総裁は大蔵省出身はだめだというバッシングがあって、マスコミ出身の速見さんが日銀総裁になりました。
速見さんは「日銀の独立性」をお題目にして、持論の円高容認を貫き通しました。その結果、不況が長引いたのです。
資源のない日本は加工貿易の国です。円高になったら、どんな効率化も無に帰してしまいます。日銀が何の手も打たなかったため、当時名だたる企業は全て最悪の収支を記録しました。
小沢さんが日銀総裁の人事に反対を唱えてから、同じように円高が進んでいます。
まして現在は石油価格の高騰で明かなように、ホットマネーが動いているため、為替はファンドや米国のような国家が動けば、比較的操作が行われやすいと言われています。
日本の企業をやすく買いたたこうとしている国があれば、円高にして株価を下げればいいのです。
このような事情から、円高を望む外国の勢力は少なくないと思います。
小沢さんには権力を手に入れることしか頭にはなく、国民のことは全く考えない政治家で、リーダーになるべき人ではないと思います。
さらに、民主党は低金利政策にも異を唱えています。
都市部には多額の住宅ローンをかかえているサラリーマンは少なくありません。急に金利をあげられたらどうなってしまうのでしょうか?単純に計算すると、現在、5000万のローンがある人は1%金利が上がるだけで、年に50万円金利の負担が増えます。低金利だということで、5%、6%に上げられたら簡単に金利の負担が年に数百万跳ね上がってしまう計算になります。
小沢さんや鳩山さんは選挙区は地方ですよね。だから、都市部のサラリーマンのことは全く考えていないのだと思います。
そして、都市部にいる民主党の候補者はお金持ちでサラリーマンの苦労は全くわかっていないのでしょう。(「頂門の一針」の読者欄より)>
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