1699 平成の源平盛衰記 古沢襄

仮に小沢一郎を頼朝にしておこう。頼朝は墓場の下で怒るかもしれない。オレは征夷大将軍になったが、小沢は岩手県の豪族に過ぎないのではないかと・・・。まあ、漫画チックに勝手放題のことをいうだけだから頼朝さんには目をつぶって貰おう。
頼朝さんが登場すれば義経さんが必要になる。細身の身体といい、世間の期待度からいって前原前代表しかいない。イオンの岡田会長の御曹司・岡田元代表は影が薄い。本来なら突っ張り国対に一言あって然るべきだが、何故か沈黙を守っている。黙っていても小沢が自滅して自分のところに代表ポストが転げ込んでくると思っていたら心得違いというものだろう。
やはり注目株は梶原源太景季。頼朝にベッタリで鎌倉幕府の有力御家人となるが、頼朝の死後に没落して滅ぼされている。平家追討で活躍した義経の足を引っ張った悪役で歴史上の人物となった。これは今をときめく山岡国対委員長が満票当選であろう。
役者は揃った。さて平成の源平盛衰記はどうなるか。平家を自民党に見立てよう。清盛入道は小泉元首相。孝子・重盛は安倍前首相。この清盛入道はしぶとく生きている。力量が劣る宗盛・福田首相を支えて京都から、都落ちする気配すらない。まさに平家あらずんば人にあらず。
戦下手の頼朝だったが、弟の義経は天才的な戦上手。押したり退いたり、奇襲戦法の名手である。だが平成の義経は平家追討の戦には背を向けている。代わって平成の梶原源太景季の一人相撲となった。それも頼朝の顔色を見ながらだから、押し相撲の一本調子にならざるを得ない。
どうやら平成の源平盛衰記は民主党の圧勝とはいかないらしい。頼朝が早々と滅びて義経が天下をとることもないとはいえぬ。平家が義経に乗ったら、平成の歴史地図は大きく変わる。小泉清盛はそんな夢をみているのかもしれない。
   
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