福田内閣になって初の国政選挙だといわれている山口二区の補欠選挙だが、共同通信社の電話による世論調査では、民主党がやや先行し、自民党が追い上げる展開となっている。デッドヒートを演じているので福田首相も日曜日に急遽、岩国市に入って応援演説。
民主党は補選で勝ってガソリン税の暫定税率の衆院再可決を阻止する構えだが、自民党は補選の結果にかかわらず四月末の再可決方針を崩していない。とはいうものの内閣支持率が低迷する中、補選勝利で再可決に弾みを付けたいのが本音。
補選で敗れても再可決の強行となれば、民主党も参院で福田首相の問責決議をやらざるを得なくなる。衆参両院で審議ストップという事態になりかねない。
それでも福田首相は解散せず、総辞職も考えていないという。どうやら我慢くらべの国会になりそうな雲行きとなっている。
<福田政権発足後、初の国政選挙となる衆院山口2区補欠選挙で共同通信社は19、20両日、電話による世論調査を実施、取材も加味して情勢を探った。民主党前職で社民党推薦の平岡秀夫氏がやや先行、自民党新人で公明党推薦の元内閣審議官山本繁太郎氏が激しく追い上げる展開となっている。ただ有権者の20%以上がまだ誰に投票するか決めておらず、この層の動向が勝敗に大きく影響しそうだ。(共同)>
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