韓国の朝鮮日報によれば、韓国空軍のCー130輸送機三機が四川大地震の救援物資を積んで中国の成都空港に29日向かった。救援物資の内容は10人用テント百張、個人用テント2010張、毛布3000枚。
日本もほぼ同規模の救援物資を30日にも航空自衛隊のCー130輸送機で北京空港か成都空港で運ぶ計画を持っていた。しかし中国国内に日本の軍用機に対する反発が生まれているので民間チャーター機を使うことになった。
大規模災害の救援には軍用機を使うのが通例である。民間チャーター機の場合は長い滑走路が必要となる。緊急の救援だから空自のCー130輸送機が妥当な選択なのだが、中国の国民感情を考慮せざるを得ない。成都空港まで空自のCー130輸送機で救援物資を運ぶことになれば、途中で給油の必要もでていた。
<韓国空軍のC‐130輸送機3機が29日、地震被害を受けた四川省に救援物資を届けるため、ソウル空港から四川省の成都空港に向かった。国防部によると、韓国空軍機は2002年以降、毎年中国を訪問しているが、人道支援で中国に向かったのは初めて。
救援物資は10人用テント100張、個人用テント2010張、毛布3000枚、非常食(戦闘食)1万食余り、歯ブラシや練り歯磨き、タオル、石けんを含む衛生用品3000人分など総重量26.6トン、3億8000万ウォン(約3890万円)相当。
国防部関係者は「中国人民解放軍の要請に従い緊急支援した。中国側から事前に軍用機の中国領空通過に関する協力を得た」と説明した。(朝鮮日報)>
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