アメリカ人よりも日本人の方が米大統領選に注目しているという世論調査に米世論調査の担当者がビックリ。自分が調べて、自分でビックリといわれても、こちらが困る。共同がワシントンから伝えてきている。
ない知恵を絞って考えると三つの要素がありそうだ。
ひとつはオバマ便乗人気。福井県小浜市の観光協会員らが「オバマ氏を勝手に応援する会」を作った。関連グッズ発売も検討しているという。市内には「大統領」というパチンコ店もできた。オバマ氏から三月に小浜市に感謝の手紙がきて話題になった。
でもね。日本国全体がオバマ便乗人気で沸いているのではない。むしろ商魂たくましさにへきへきとする声も聞かれる。
昨年まではアメリカの大統領の大本命と言われたヒラリー・クリントン氏のフアンも日本にはかなりいる。アメリカでは熱狂的なヒラリー・フアンもいるが、ニューヨークには徹底したヒラリー嫌いも多くいる。日本にはヒラリー嫌いは少ないのではないか。オバマに敗れたヒラリーを惜しむ判官贔屓は、日本人の性行でもある。
しかし政府関係者や財界人からはマケインの当選を望む声が聞かれる。共和党の対日政策が継続される方がいい。オバマには中国重視・日本軽視の可能性がある。
いずれにしても米大統領選は日本の解散・総選挙よりも国民の関心が高いのではないか。
<【ワシントン13日共同】米世論調査機関が世界24カ国で行った調査で、米大統領選に最も高い関心を持っているのは日本との結果が出たことが13日までに明らかになった。本国の米国よりも高かったのは日本だけで、調査担当者も「なぜだろう」と驚いている。米大統領選に「関心を持っている」と答えた人の割合は日本が83%、米国が80%。大きく離れてドイツ(56%)が続き、日本の突出ぶりが目立つ。>
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