2021 北京は洞爺湖の五倍の警備 宮崎正弘

北京の警備はまるで戦争前夜――五輪まで一ヶ月を切った。五輪会場付近に迎撃ミサイル、突撃隊には92式自動小銃を装備。
北京五輪まで一ヶ月を切った。当日の降水確率は47%。
北京の警備態勢は十万人。洞爺湖警備の五倍の規模。
ほかに公務員らが私服をつとめ、要所要所はすでに厳戒態勢に入っている。
「空と海の警備も厳重を究めつつあり、五輪会場周辺には低空で侵入してくるロケット弾を警戒して迎撃ミサイルを配備、また万一にそなえての要人輸送のため垂直離着陸機まで配備している。海は潜水艦を強化している」(『多維網』、7月10日付け)。
すでに下記の空港は特別警備、手荷物検査は二回。イスラエル並みである。
北京、上海(浦東、虹橋)、青島、天津、瀋陽、秦皇島、石家荘、太源、済南、杭洲、南京、合肥、長春、ハルピン、フフホト、大連。そしてウィグルとチベットの全ての空港ならびに主要鉄道駅、バスターミナル。
公安局特殊警備には「藍剣突撃隊」と「雪狼突撃隊」が編成され、運動神経抜群、強健な軍人諸兄らが92式自動小銃を装備して任務に就く。一人あたりの装備費は30万元(450万円)。
これではまるで戦争前夜ではないか。明るい話題? 五輪記念の十元硬貨を600万枚。
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