2084 小池百合子さんが清和会六人目の首相? 古沢襄

福田赳夫さんが作った清和会から総理大臣が五人誕生している。田中角栄さんの全盛時代には、清和会は”反主流派”と同義語だったから隔世の感がある。赳夫首相、森喜朗首相、小泉純一郎首相、安倍晋三首相そして福田康夫首相。
ここにきてポスト福田をめぐって清和会の元・前首相の思惑が微妙に違っている。
森氏は「ポスト福田は福田」。福田首相の手で自前の内閣改造を早急に行って、支持率があがったところで解散、総選挙をすべきだと主張している。兄貴分のいうことに福田首相が従うか、どうか。
小泉氏は静観の構え。小泉・竹中改革路線が後退しないように目を光らせている。意中の人は小池百合子元防衛相だともっぱらの噂。次の総選挙は自民党に逆風が吹く中で戦わねばならない。独特の政局観がある小泉氏は、日本初の女性首相を看板に選挙に勝つ秘策を練っているという。これが実現すれば、清和会で六人目の首相が生まれる。
安倍氏は「ポスト福田は麻生」。麻生太郎氏を次期首相に推している。国民的な麻生人気はまだ衰えていない。だがそれと反比例して自民党内の麻生支持がいまひとつ盛り上がらない。安倍氏は自民党内で最大派閥となった清和会を麻生支持で固めたい意向といわれている。
来年一月には通常国会の冒頭解散、総選挙が予想されている。森氏は福田首相の手で解散、総選挙に臨む腹だが、自民党内には福田首相で選挙に勝てるか、という躊躇する声が意外と多い。逆風の中で地味な福田さんでは、小泉さんのような劇場型の旋風が起こる可能性はまずない。
だから小池首相か麻生首相を担いで民主党と一戦を交えたいというのが党内の本音ではなかろうか。
対する民主党は小沢一郎氏を代表に三選して選挙に臨む。面白い話がある。民主党にとって戦いやすい相手は福田首相だという。逆に自民党にとっては小沢代表に代わって新しい民主党の顔が出てくることに警戒感がある。
福田・小沢の選挙になれば、どちらも過半数をとれない可能性がある。民主党が第一党になっても、共産党や社民党、国民新党との連立が必要になる・・・というのが選挙通の大方の見方である。
猛暑の中で来年のことを占っても鬼が笑うかもしれないが・・・。
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