2183 マケイン・オバマ支持率が互角 古沢襄

米民主党大会が始まったが大統領候補に内定しているバラク・オバマ上院議員が、副大統領候補にジョー・バイデン上院議員を選んだことによって、ヒラリー・クリントン上院議員の支持者たちがオバマ離れをみせているという。
オバマ大統領・ヒラリー副大統領のドリーム・チケットに期待していたヒラリー支持者が意外と多かったことになる。
問題はオバマ離れをみせるヒラリー支持者が、共和党のマケイン支持に回る傾向がみえていることだ。CNNの世論調査によるとバイデン副大統領候補が発表されたら、ヒラリー支持者のマケイン支持率が16%から27%にハネ上がった。
ヒラリー上院議員は、圧倒的多数でのオバマ氏の候補指名を確実にするため、自らを支持した代議員らに自由投票を容認する見通しだ。しかしヒラリー支持者のオバマ離れによって、CNNの世論調査はマケイン・オバマの支持率が47%ずつの互角になったと報じている。
<コロラド州デンバー(CNN) 米大統領選で共和党の指名獲得が確実なジョン・マケイン上院議員と、民主党の指名が内定しているバラク・オバマ上院議員の支持率が並んだことが、CNNとオピニオン・リサーチ社の最新世論調査で24日明らかになった。
調査は23─24日の両日、有権者1023人を対象に電話で実施。オバマ氏が副大統領候補としてジョー・バイデン上院議員を選んで以来、初めての世論調査となった。
その結果、マケイン氏とオバマ氏の支持率はいずれも47%(誤差3.5%)。先月の調査では、オバマ氏が51%と、マケイン氏の44%を上回っていた。先週オバマ氏がバイデン氏と組むことを発表する前にも、オバマ氏は1けた台ながら大半の世論調査でリードを保っていた。
カギを握っているのは、民主党指名争いで敗れたヒラリー・クリントン上院議員の支持者とみられる。クリントン氏支持者のオバマ氏支持率は6月下旬の75%から66%に低下する一方、マケイン氏支持率は16%から27%に上昇した。
このほか、オバマ氏のバイデン氏起用を「良い」と評価する意見は、回答者全体の54%を占めた。民主党の登録有権者の間では73%に上ったものの、クリントン氏支持者に限定すると59%に低下した。また、民主党支持者の間で、オバマ氏がクリントン氏を副大統領候補に選ぶべきだったとの意見は38%にとどまった。
ただ、回答者全体の74%は、オバマ氏のバイデン氏起用が投票に影響することはないとの姿勢を示した。>
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