2200 マイク・ホンダの対日発言 古沢襄

日系のマイク・ホンダ下院議員は中国系住民が多い選挙区事情で反日態度が目立つが、民主党全国大会で時事通信に対してオバマ支持を訴えた。さらに日本の指導層は民主党大統領が誕生することを望んでいない様だ、と述べている。
オバマ政権が誕生すれば、マイク・ホンダはジャパン・パッシング(日本叩き)の先頭に立つかもしれない。民主党のクリントン大統領時代にも米国の日本叩きがあったが、オバマ政権はそれ以上になる可能性がある。
従軍慰安婦問題など「日本は歴史を直視し、近隣諸国との”和解”を進めてほしい」ともマイク・ホンダはあらためて述べている。オバマ政権になれば、少なくとも四年間は日米関係が冷え込み、日本の孤立化が生まれるかもしれない。
<コロラド州デンバーで開催中の民主党全国大会に出席している日系人のマイク・ホンダ下院議員(67)は26日、時事通信のインタビューに応じ、大統領候補に指名されるオバマ上院議員が当選した場合、多国間外交で日本と積極的に協力していきたいと述べるとともに、多国間外交が円滑に進むよう日本はアジア諸国との摩擦を解消してほしいと訴えた。
ホンダ氏は「日本の政治指導層は、米国に民主党政権ができることを望んでいないようだが、共和党政権のこの8年間の外交は総じて単独行動主義であり、賢明ではなかった」と指摘。「オバマ政権が誕生すれば、2国間の直接対話と多国間外交をうまく組み合わせて問題解決を目指すことになる」と語った。
民主党は25日に採択した政策綱領で、アジア地域の新たな国際機構創設構想を打ち出しており、ホンダ氏はオバマ、バイデンの正副大統領候補が「アジア地域に積極的に関与していくだろう」との期待を表明。同時に、アジアで多国間外交が有効に機能するよう「日本は歴史を直視し、近隣諸国との『和解』を進めてほしい」と述べた。
ホンダ氏は、米下院が2007年7月に採択した従軍慰安婦問題に関する対日謝罪要求決議の代表提案者。安倍晋三前首相の同問題への対応を厳しく追及したが、「福田政権になって保守的な度合いは弱まった」との見方を示した。(時事)>
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