首相官邸の主は退陣表明後、初めての週末を貴代子夫人と銀ブラ、画廊に立ち寄ったりして過ごした。退陣する首相がベラベラ喋るものではないと沈黙を守っている。
女房役の町村官房長官は首相の辞意表明を直前まで知らなかったという。本当か、どうか眉ツバものだが、この日(7日)は民放番組で早期解散の可能性が強くなったと述べた。日曜日はNHKはじめ民放番組は総裁選に立候補する七人の話題で持ちきり。
確実に民主党は自民党の総裁選劇の騒ぎに埋没している。町村官房長官は「民主党にもう少し知恵があれば2、3人出た方が(よかったが)党全体として作戦ミスだ」とチクリ。もう総選挙の前哨戦が始まっている。
自民党の選挙を預かる司令塔となる古賀選対委員長はNHKの番組で「10月はいくら何でもきつい」と10月26日投票日説に難色を示した。同時に自民党の総裁選を十分に生かせるような形で総選挙を迎えることが一番いいと述べて、10月上旬解散-11月上旬総選挙を匂わせている。
<福田康夫首相は6日、退陣表明後、初めての週末を貴代子夫人と東京・銀座や都内のホテルで過ごした。グレーのスーツにネクタイ姿で眼鏡店に入り、レンズを交換した後、短時間、画廊に立ち寄って公邸に戻った。
首相は1日の退陣表明以降、記者団に沈黙を続けている。この日も「眼鏡を新調したのか」と問われ「いや、レンズ」と答えただけ。昼食後も無言で車に乗り込んだ。(日経)>
<自民党の古賀誠選対委員長は7日午前のNHK番組で、衆院解散・総選挙に関して「総裁選を十分に生かせるような形で総選挙を迎えることが一番いい。10月はいくら何でもきつい」と述べ「10月上旬解散-11月上旬総選挙」が望ましいとの考えを示した。また「願わくば補正を議論し、成立させることが真の国民のための政治だ。民主党が責任感と理解度を持つかどうかが判断材料だ」と述べた。(共同)>
<町村信孝官房長官は7日、民放番組で次期衆院選の時期について「世論調査や報道各社の社説は『民意を問え』という論調が多い。早く選挙を行うという選択肢はあり得る」と述べ、早期解散の可能性に言及した。民主党代表選が小沢一郎代表の無投票3選となる見通しについては「民主党にもう少し知恵があれば2、3人出た方が(よかったが)党全体として作戦ミスだ」などと述べた。(共同)>
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2247 民主党にもう少し知恵があれば・・・ 古沢襄
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