2364 下院も金融安定化修正案を可決 古沢襄

米下院で否決された金融安定化法案の修正案は、賛成263、反対171で大差で可決した。それも上院で大差で可決した案通り。いったい米下院はどうなっているの?と言いたい。とりあえずはニューヨーク発の世界同時株安の事態は防げた。
フランスの通信社AFPによれば、賛成票の内訳は民主党172票、共和党91票と圧倒的に民主党議員が多かった。世界の市場と国際政治を混乱させないために、大統領候補のオバマ上院議員の果たした役割が大きかった民主党幹部はいう。ペロシ下院議長の功績という人はいないから不思議だ。
<【ワシントン3日AFP=時事】ブッシュ米大統領は3日、下院で同日、最大7000億ドル(約74兆円)の公的資金で不良債権を買い取ることを柱とする金融安定化法案の修正案が可決されたのを受けて、同法案に署名、同法は成立した。
下院は同日午後の本会議で、同法案を賛成263、反対171で可決した。下院は9月29日に修正前の当初法案を反対多数で否決していた。否決は世界同時株安の引き金となり、市場と政治を混乱に陥れていた。上院は1日夜に同修正案を可決済み。
賛成票のうち、民主党議員が172票を占め、共和党議員の91票を大幅に上回り、ブッシュ政権の力の衰え反映した結果となった。民主党幹部は法案可決について、民主党大統領候補のオバマ上院議員の果たした役割が大きかったとみている。修正案には預金者保護の拡大などが盛り込まれている。(AFP=時事)>
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