2415 小沢・民主、攻撃から守勢に 平井修一

米国ではオバマ・民主党支持がリーマンショックで急上昇したが、我が国では、あれれ、押せ押せムード、政権奪取モードの小沢・民主党が、自民党の「選挙より景気対策優先」、マスコミの「マルチ商法バッシング」でなんか勢いをそがれている印象だ。なんとなく攻撃から防御へ回ったような・・・
まあ、ど素人の感想だが、意外に傍目八目かもしれない。まことに一寸先は闇か。産経新聞は「小沢不動産」では不発だったが、「マルチ商法」については食い付きがよかったのだろうか、元気に記事を書いている。朝日のスクープのようだが・・・まあ、その経緯をネットで調べてみた。
●10月13日(月) 民主党スキャンダル発覚
民主党の前田雄吉衆院議員がマルチ商法業者から講演料や政治献金を受け取っていたと報道される。前田氏は小沢氏を支持する議員グループ「一新会」の事務局長をこの日辞任。
●10月14日(火)火は消えずに孤立無援に
14日、前田議員は「朝日新聞の朝刊に私の記事が書かれたことについて世間をお騒がせし深くお詫び申し上げます」と自らのサイトで陳謝。
<業界に厳しい言葉も述べており、決して擁護をしているわけではありませんし、全マルチ業者を肯定しているわけではありません。・・・しかしながら、確かに政治資金規正法上合法であっても、昨年11月に業務停止命令を受けた会社からの講演料をいただいておりました。
講演を行った時点では業務停止命令を受けていなかったとはいえ、今回の報道で業務停止を知り道義的に全額返金させていただきます>
火は消えなかった。
<小沢氏は14日夜にも都内の個人事務所に前田氏を呼び、約2時間にわたり事情を聴いた。前田氏によると小沢氏は「ほかに献金はないか」などとただし、いったんは「(今後の対応は)おまえの考えることだ」と指摘>(産経)
●10月15日(水)トカゲのしっぽ切りへ
<前田氏は15日夜、国会内で小沢氏と会談。記者団に、民主離党の方針を表明した。議員辞職はしない>(産経)
<民主党の石井一副代表は15日、参院予算委員会での質問で、公明党とその支持母体の創価学会の関係を追及し、「政治と宗教」に関する集中審議の開催を要求した>(産経)
民主党は創価学会を明確に敵視した。
●10月16日(木)泣いてバショクを斬る
<民主党の小沢一郎代表は16日未明、党本部で緊急記者会見を開き、「前田氏から『国民や党の仲間に迷惑と心配をかけた。(次期衆院選での)公認を返上し、立候補はしない。党籍は離脱する』と報告を受け、了とした」と述べた>(産経)
●10月18日(土)創価学会が反撃へ
<民主党の石井一副代表が平成15年、マルチ商法業者らでつくる政治団体など業界側から計450万円の献金を受けていたことが18日、分かった>(産経)・・・
さてさて、マスコミと国民は「マルチ商法」を大層嫌っているが、それがいかなるものかなんて小生も詳しく知らない。「インチキ商法」ぐらいに思っている。
マルチ商法業者らでつくる政治団体は「ネットワークビジネス推進連盟」(旧・流通ビジネス推進政治連盟)で、その母体は「社団法人日本訪問販売協会」のようだ。
協会正会員にはダスキン、アムウェイ(小生のクライアントだった)など立派な会社もあれば、新聞で問題視されるような「どんなものかなあ」という会社があるのも事実だが、それはどこの業界でも同じだろう。
いい法律・憲法を作っても、ザルになることはままある。日本における「元祖マルチ」と言われるAPOジャパンの幹部が小生の仲人さんだから、いろいろ聞いている。このテーマはまたお話したい。皆、リーマンにそっくりな人々である。
杜父魚ブログの全記事・索引リスト(10月18日現在2419本)

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