日本旅行業協会(JATA)がまとめた大手6社のパッケージツアー販売動向よると中国へのツアーは対前年同月比で、7月46.1%、8月33.7%、9月48.9%と大不振だった。
中国をめぐっては年初からイメージダウンとなる事件・事故が相次いだ。毒菜問題、チベット弾圧、人権弾圧、聖火リレーの官製「愛国加油」騒動、四川大地震、爆弾テロ事件などにより、中国の国際的信用は落ち込んだ。
オリンピック開催も宿泊料金の高騰や予約難から敬遠された。8月の日本航空の中国線実績も13万2859人、対前年比73.4%にとどまった。
中国ツアーの秋以降の予測は10月59.0%、11月58.7%、12月48.4%で、やや回復基調にあるものの、金融不安や株価の暴落などによる景気後退もマイナス材料になり、上向く状況にはない。
さて、中国は北京五輪開催により近代国家として国際デビューするはずだったが、自由と人権状況の改善を国際社会に約束しながら何ひとつ守らなかった。かえって中共独裁の「異形の大国」ぶりを印象付けた。
報道陣への取材規制、ネット接続妨害、官製応援団、異様に厳重な警備、日本選手へのブーイング、さらに国民に対するすさまじい圧政。オリンピック開催による開催地整備と称する市街地強制土地収容に伴う住民弾圧。
朝日までがこう報じている。
<厳戒北京、警備に140万人 出稼ぎ者100万人は帰郷
7月20日。住民が消えた。・・・約100万人いたとされる出稼ぎ者のほとんどが帰郷した。「社会に不満を持ち身元確認がしづらい出稼ぎ者を排除することで真の安全が確保できる」と公安関係者は説明する。
入れ替わるように各地から北京に動員されたのは警察が120万人、軍が20万人以上。人口約1500万人の1割に匹敵する。デパートや地下鉄の駅には私服警官を重点的に配備した。
「中心部は5人に1人が治安関係者という人海戦術で首都を防衛する」(公安関係者)。7月下旬からは24時間の警備が始まった。大通りでは自動小銃を持った治安部隊が立つ> 2008年8月4日朝日
ウィキが言う。
<IOCのジャック・ロゲ会長は、大会最終日の記者会見で、大会期間中取材を行った各国メディアに対する妨害行為が行われていたこと、共産党が場所を指定してデモ活動を許可するとしていながらデモが1件も許可されなかったことを挙げ、疑問を呈して暗に共産党政権を批判した>
ネットでは中国を非難する言論があふれた。
<中国旅行なんてやめとけ! 不愉快なことばかり・・・日本人だと思うと、何か意地悪をしようとする。2度と中国には行かない>(2ch)
小生は中共と刺し違えることを楽しみにしている。命懸けで中共と戦う。中共をへこたらす、中共にトドメを刺す機会はないものかなあと思っているが、その前に殺されそうである。ま、戦争はそういうものだろうが、後に続く者あるを信ず。
杜父魚ブログの全記事・索引リスト(10月18日現在2419本)
コメント