オバマ次期政権は、はやくもジグザグ。人事は凸凹コースを驀進中。次期財務長官はガイトナーNY連銀総裁が、あたま一つリードか。
オバマ次期米国大統領の最初に記者会見に「昔懐かしい」顔ぶれがそろった。
ポール・ボルカーなんて、レーガン時代のFED議長。ライシュ元労働長官って、クリントン前期。サマーズ財務長官は、ハーバード大学学長に栄転してまでは好かったが、女性スキャンダルで退任に追い込まれ、ルービン元財務長官となると、その後、市場から得られた絶大な信頼は掻き消え、シテイグループの会長としての「辣腕」もふるえず、シティが経営危機の一歩手前になることは誰もが知っている。
となると次期財務長官は、NY連銀総裁のガイトナーが有力となる。
オバマが大統領主席補佐官にエマニュエル下院議員を指名したことも、次期政権のシグザグ路線を象徴している。
なぜならエマニュエル下院議員はユダヤ人で、イスラエルは歓迎したが、ほかの国々から反応はなかった。
同時に外交政策で「イランが核武装したら容赦はしない」とタカ派に転じる発言が飛び出した。
前途に立ちはだかるのは暗い予測ばかりだ。
杜父魚ブログの全記事・索引リスト(11月5日現在2470本)
コメント