2720 自慢の最新鋭ジェット機が墜落 宮崎正弘

なぜか二年も遅れて、中国は2007年GDPを上方修正。ドイツを抜いて世界第3位になったと静かな宣伝。 
2007年の中国のGDP成長率は11・9%だった、と中国国家統計局は公表してきたが、09年1月14日になって、なぜか静かに上方修正値をアナウンスした。「07年GDPは13・0%でした」って。
世界銀行はすでにドル換算で上記数字をあてはめ直して計算しており、中国の2007年度GDPは3兆2180億ドルとなり、以前公表していた3兆1970億ドルを上回る。
つまりGDPは世界第三位となり、ドイツを僅かに抜いているのだが、この時期に上方修正を敢えて出す意味は、何なのか?
市場関係者は「来週に中国国家統計局は、08年GDPを発表する予定。一桁に落ち込んでいるのは確実だから、07年が13%だったとすれば、極端な対比が生じ、むしろ市場には逆効果ではないか」(ロイター、1月14日)。
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中国空軍機、スホイ27 重慶上空で失墜の模様
香港紙『明報』(1月9日)、台湾紙『自由時報』(1月10日)などに拠れば、中国空軍自慢の最新鋭ジェット戦闘機『スホイ27』一機が重慶上空で墜落した。
重慶には轟音が鳴り響き、演習中のスホイが搭載したミサイル発射訓練中に墜落した。
これは成都軍管区に所属する第33航空師団。空軍基地は重慶白市駅軍用専門基地。
周辺は三峡ダムに近い渓谷、台地などの無人地帯。金属片があたり一帯に飛びちり、墜落事件から数時間、重慶との通信が不通になったという。
 
中国軍パイロットは訓練不足により、極端な在空時間不足。将軍クラスのトップでも在空時間2000時間ほど。最新鋭ジェット機の訓練中に事故がよく発生する。
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