2725 中国が早速動き出した 古沢襄

北朝鮮の金正日総書記が自身の後継者に三男の正雲(ジョンウン)氏を指名したという韓国の聯合ニュースは世界を駈けめぐった。ソウルの共同、時事両通信社は聯合ニュースを短く伝えただけで論評を避けている。
日本では早稲田大国際教養学部の重村智計教授が疑問符をつけた。正雲氏は交通事故で再起不能といわれているという。もっともこの交通事故説も風評に過ぎない。北朝鮮通のコリア・レポートの辺真一編集長も疑問を持っている。
情報が錯綜する中で中国が早速動き出した。金正日総書記と親交が深い王家瑞・中国共産党対外連絡部長が近く平壌を訪問するという。王部長は金正日総書記に直接会うことが出来る数少ない人物。
昨年一月にもピョンヤンを訪問、金正日総書記から破格の歓迎宴で迎えられている。ことしが中朝国交樹立60周年に当たるので、その下準備なのだろうが、後継者問題について金正日総書記の意向を探る絶好の機会になる。
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