<マイケル・ハワードさんは薩英戦争(文久3年 1863年)時の薩摩藩士の戦いぶりを紹介します。
「この国の国民は女子供から僧侶に至るまで、軍事に関しては天才的である。東洋艦隊が鹿児島湾に入ってどんどん砲撃をするのだが、対する薩摩藩士たちは大変な勇気を示して、こちらがちょっと休息していると、小船を駆って襲来してくる。其の為寝る暇も無い」(イギリス東洋艦隊士官日記)
この時、東郷提督も既に元服しており両刀を挿し、火縄銃を携えて初陣を踏みます。女達も薩摩汁(鶏汁)を作り、砲弾をくぐりながら兵糧運びをやりました。>(JOG Wing ■ 国際派日本人の情報ファイル■No.1491 ■ H20.10.29 タフを忘れた日本MoMotarou放送局)
その頃の日本はまだ「四足」を食させなかった。反徳川色の強かった薩摩だから豚を公然と食していたのか。調べてみると違っていた。豚ではなく鶏だった。2本足ならなぜ良かったのかは忘れてしまったが。
<昔、薩摩藩では士気高揚のため、闘鶏が盛んに行われていましが、負けて死んだ鶏を使って武骨な男性が手っ取り早くできる野戦料理としてあみ出したのが薩摩汁です。薩摩鶏・桜島大根・ゴボウ・人参・こんにゃく・ショウガ等を煮込んだ栄養味豊かな味噌汁です。>
http://itp.ne.jp/contents/kankonavi/kagoshima/kyoudo/kag_kyo06.html 問い合わせ 鹿児島市観光課 TEL 099-216-1327
しかし、ご時世だ。鶏より豚の方が味は濃厚。禁断の味は明治5年から許可になったから薩摩汁=豚汁と言う事になったようだ。
http://schroedinger.s10.xrea.com/satumajiru.htm
サツマイモ 大1個、大根 1/3本、ゴボウ 1本、こんにゃく 1枚 厚揚げ1丁、豚肉薄切り200g、味噌 適宜 一味唐辛子 適宜
1 ゴボウはささがきにして(ピーラーですると意外と簡単です)薄い酢水につけて灰汁抜きをしておきます。サツマイモは輪切りにしてから拍子木に切ってこれも水につけて灰汁抜きをします。大根は太めのせん切りにししておきます。
2 豚肉はそのまま一口大位に切っても良いですが、エネルギーの気になる人はさっと湯通ししてから一口大に切っても良いでしょう。こんにゃくは下ゆでをして細かく短めのせん切りに、厚揚げは油ぬきをしてから食べやすい一口大に切っておきます。
3 大鍋に豚肉を入れて軽く炒めてから、厚揚げ、こんにゃくを入れ、続けて野菜類を入れて炒めます。大根が透き通ってきたらひたひたになるまで水を入れます。
ここにお酒少々、だしの素、昆布茶を少々入れ、灰汁を取りながら一煮立ちさせます。灰汁取りは市販の灰汁取りシートを使うと楽です。煮立ったら火を弱め、味噌を少々と、しょうゆを少々入れて煮込みます。
4 野菜が柔らかく煮えたところで、味を見ながら味噌を入れていきちょうどいい味に調えます。後はお好みで一味唐辛子を振ってお飲み下さい。
野菜などはうちで入れているモノです。お好みで里芋や人参、カボチャなどお好きなモノを入れてみてください毎日火を通せば冬は3日は保(も)ちます。
これは相当に量が多いので、1人暮らしの方などはもっと量を減らして作ってくださいね。根菜たっぷりの暖まるお汁、沢山作って置くと便利です>2008・10・29
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2792 薩摩汁は豚汁になった 渡部亮次郎

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