2817 米国債の大量購入を考え直すと中国 宮崎正弘

温家宝首相がロンドンで講演中「この独裁者めっ」と靴を投げたケンブリッジ大学での抗議行動。
ロンドンは雪景色。
1月31日、ダボス会議出席の余勢を駆ってスペイン、ドイツなどを訪問後、英国入りした温家宝首相は、ブラウン首相と会見し、金融危機打開策について話し合った。
フィナンシャル・タイムズのインタビューにも応じ、米国債購入を考え直すなどと発言した。それからケンブリッジ大学での講演(2月2日)。
バグダッド訪問で記者会見中にブッシュ大統領に靴をなげたイラク人記者は「英雄」扱い。
温家宝のいく先々には抗議行動、デモ隊の列があり、チベット抑圧反対などのプラカードが並んだ。ケンブリッジ大学では靴が飛んできた。
この「英雄」はロンドン警視庁に逮捕されたが、その記事は控えめ(フィナンシャル・タイムズ、2月3日付け記事の行間に貳行の記述があるのみ)。
「中国の旧正月期間中、里帰りしたうちの2000万人は田舎にとどまって沿岸部へは再び出ないだろうが、都市部には、ほかに居残り組が1200万人いる。これは国家安全対策に脅威である」(中国農村対策担当部署)。
「1億3000万の出稼ぎ農民のうち、15・3%が失業している」(英紙フィナンシャル・タイムズ、2月3日)。
旧正月、「きみ(温家宝)はダボスへ行け、僕は井岡山へのぼり朝日を拝む」とばかり、胡錦涛主席は、現実に『八一起義』の南昌を訪問し、さらに井岡山へ登攀して、これら毛沢東の神話がのこる「革命聖地」で神頼みをしたのだった。(注 南昌は共産党が初めて暴動(起義は蜂起の意味)を起こし、三日で鎮圧された場所。井岡山は毛沢東が最初に築いたコミューン)。
   
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