ヒラリー・クリントン米国務長官が初来日するので、政権交代を目指す小沢民主党代表との会談が注目されていたが、結局は実現しない見通しとなった。ズムワルト駐日米公使と外務省筋が明らかにしている。
日程調整ができないことを理由としているが、中曽根外相と会談する前に小沢・クリントン会談を持ちたいという民主党の要求が蹴られた形。
<16日に来日するクリントン米国務長官が打診していた小沢民主党代表との会談は13日、見送られる公算が大きくなった。民主党は米側と最終調整を続けているが、外務省首脳は「もうないだろう」と述べた。
小沢氏が総選挙に向けた地方遊説を優先しているためで、政権交代を目指す小沢氏の外交姿勢が問われそうだ。民主党の鳩山幹事長は「日程調整が難しいのが現実だが、会う意向はある」と苦しい釈明をした。(共同)>
<16日から来日するクリントン米国務長官と民主党の小沢一郎代表との会談について、ズムワルト駐日米公使が13日、鳩山由紀夫幹事長に対し、「日程調整できないので次の機会にしたい」と見送る意向を伝えた。同党はなお調整を続けているが、見通しは厳しく、会談は行われない可能性が強まった。
米側から今月上旬に「17日に会談したい」との打診があったが、小沢氏側は17日に予定されている一連の政府関係者との会談よりも前に会いたいとの意向を党幹部を通じて伝えていた。執行部内では「政権交代をにらみ、会談は実現させるべきだ」との意見が大勢を占めたため、調整を続ける。(毎日)>
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2882 小沢・クリントン会談は不調 古沢襄

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