小沢民主党代表の地元・岩手県議会で小沢ファミリーの達増県知事が議場で土下座する事態があった。共同と岩手日報が伝えている。
<6日の岩手県議会本会議で、複数の県立医療機関で入院患者の受け入れをやめる「無床化」に向けた補正予算案に反対する議会側が、無床化関連費を除いた修正案を可決、再審議を求める達増知事が議場で土下座する事態があった。
補正予算案は当初、無床化する医療機関に来た入院が必要な患者らを、無料送迎するバス購入費を盛り込んでいた。これに自民会派などが反対、バス予算削除の修正案を提案していた。(共同)>
<達増知事は6日の定例記者会見で、県立6医療施設の無床化計画に関連し、基幹病院への送迎バス購入費を削除する修正案が県議会常任委員会で可決されたことについて「(送迎バスは)地元からの強い要望でもあり、新体制をスタートさせるために不可欠」とあらためて送迎バスの必要性を強調した。
送迎バスは4月から無床化される5地域診療センター(各19床)で入院の必要のある患者、家族などに対し、センターと基幹病院を無料送迎する。
達増知事は「マイクロバス関係経費は地元の皆さんとの話し合いの中で必要性を訴えられ、国の雇用対策の予算を活用できるもの。本会議でぜひ認めてもらいたい」と理解を求めた。
県当局と県議会が対立していることについて「逆さに振ってもお金も医師もいないという、ひどい状況をさらけ出して説明する姿勢が足りなかったと反省している。パンドラの箱を開けて悪い材料を出し尽くして、身も心も投げ出して議会にお願いしていかないといけない」と述べた。(岩手日報)>
杜父魚ブログの全記事・索引リスト
2985 岩手県知事が土下座 古沢襄

コメント