3188 ベネズエラーフランスー中国の国際合弁 宮崎正弘

チャベスのベネズエラでも中国は欧米メジャーと合弁で鉱区開発。資源戦略を一部修正、リスクヘッジ方式を取り入れた中国メジャー。
フランスの石油メジャーはトタルSA。同社は数十億ドルかけて、ベネズエラ三箇所の石油生産サイトと精油所を建設する交渉を続けてきた。チャベス反米政権と交渉するのはフランスの外交技量か、それともフランス人特有のフレンチ至上主義(中華思想に似ている)からか。
現在、ベネズエラから中国向け石油輸出は日量30万バーレル。
五月に首都カラカスでフランスのトタル社、中国代表(CNPC=中国国有石油)がベネズエラ国営石油企業「ペトロレオス・デ・ベネズエラ」社幹部との交渉に決着をつける。
とくにオリンコ地区にあるカラボボ石油鉱区(推定埋蔵は2720億バーレル)の開発はインドなども参入してきたが、この契約は主として中国向けとなり、同地区で精製所を建設後、ガソリン、ディーゼルとして中国へ輸出される。2013年に日量100万バーレルの輸出を見込んでいる。
原油精製は広東省の精製所でも行われ、これもベネズエラーフランスー中国の国際合弁形式になるという(ウォールストリートジャーナル、4月15日付け)。
つまり中国の遣り方が洗練されてきたのである。
第一に欧米メジャーの発掘と精製技術を、中国が必要とするためだ。とくにベネズエラ産原油は質が重く、ガソリン、ディーゼルになるが、これは中国がつねに品不足である。中国単独の技術では精製に問題がある。
第二に欧米メジャーが中国と組むのは、将来、中国北西部に眠るガス鉱区開発に重点的狙いがある。
第三はひとくにに鉱区開発などと言っても、いざ石油を掘り出すと埋蔵の当てがはずれたりするリスクを伴うため、リスクを合弁でヘッジしあうビジネス・モデルを、ようやく中国が理解できるようになったからだ。
 
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コメント

  1. 利犬サークル手露リストネットワーク(105+111+164) より:

    日朝ピョンヤン宣言 > 思いやり予算 >死の商人と武器輸出三原則(北朝鮮)
      死の商人 と ジョージ・W・ブッシュ 対テロ戦争継続
    利犬サークルと 邪パン・ ツ魔〇濃い毛百合子
    ◎対テロ ブッシュドクトリンでいずれ I am sorry
    ◎濃い毛百合子の邪パン・ ツ魔テロと円罪(東京10<11呆治+1利犬)
    =イイジマ三・北朝鮮裏工作の拉致・放火・溺死・殺人(:35=0007 ×5)
     
     + JR関連GOの事故&追突(:18)
     +110ウルマの闇の擬装失踪&擬装自殺&擬装DNA鑑定(:111)
    ターゲットは現在 小泉純一郎元首相本人と医師久松篤子とその家族
          いずれ 政 敵 へ
    イイジマ三&金欠の北朝鮮はNHKで工作員(333)に広報&周知
    ◎濃い毛百合子の邪パン・ ツ魔テロ(164)と利犬サークル手露リスト(:105)
    ジョージ・W・ブッシュの死の商人&イイジマ三&日枝&110ウルマの闇(111)ケイ四チョウ&美しすぎる〇〇さまネットワーク(0007)
    大マスコミ*NHK*不治(利犬手露)三軽(イイジマ三*日枝*ウルマ利犬)
     そして いずれ
    日朝ピョンヤン宣言 < 日米同盟 <<ジョージ・W・ブッシュの死の商人と〇〇さま利犬サークル手露リストネットワーク

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