3405 党の体質を変えるチャンスを逸した民主 丸山公紀

民主党の代表選の結果、引き続いての新執行部体制発表と終わってみれば、代表が鳩山氏、幹事長が岡田氏、代表代行(選挙担当)に小沢氏が「入れ替わった」だけで、結局、小沢氏辞任の代表ポストを穴埋めするために、限られたメンバーで埋めたに過ぎない形となった。
それでも岡田氏が代表になった場合には、およそ国家観や歴史観は全く心許無いものであるが、少なくとも「政治とカネ」問題についてはクリーンなイメージがあって、民主支持者からも一定の人気があり、少しは民主の体質も変わるのではないかという期待感もあっただけに、国会議員のグループで代表を選んでしまった時点で、民主は依然として小沢氏の傀儡となる運命が決定づけられたのであった。
つまり民主は西松建設の小沢氏への違法政治献金については、小沢氏個人の問題として、党としての対応策をとろうせず、結局、党の小沢支配の体質を変えるチャンスを自ら逸してしまい、「党の結束」という錦の御旗の前に国民の政治不信の払拭に努力することをやめてしまったのである。
国民にとって理解できないのは、民主の危機の折りに何故、トロイカ体制を構築するメンバー以外から「我こそは党のリーダーとして引っ張っていく」という議員が出てこないかということである。
確かに党内には様々なグループが思想とは関係なく、寄り合い所帯のように集まっており、手を挙げにくい状況があるのかもしれないが、党を変えていくために身を粉にする者が出なければ、国民に対して「政権交代」を訴えるなどということは土台、無理な話である。小生は必ずしも全て自民を支持をしているわけではないが、民主は国民に対して強力なメッセージを出しているとは言い難いのである。
鳩山氏は、国連決議があっても武力行使に関わることはしないとし、比較的、憲法の見直しについては前向き発言をしていたことを翻し、今はその時期でないとし、外国人参政権については、「この国土は日本人だけのものではない」として認容する姿勢が色濃く出ており、愛・友愛に基づいた政治を行いたいというが、鳩山氏に限らず岡田氏であろうと誰であろうと、もはやこんな政党に国民は安心して生命・財産をまかせることはできないことを知ってしまったのではなかろうか。
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