韓国の中央日報は金正雲氏には距離を置いている。「金総書記の後継者、金正雲とは誰か」という記事にそれが現れている。
一方、米国には金正雲後継が最終段階に入ったので、北朝鮮は交渉のテーブルに戻ってくるという楽観的な見方が出てきた。多分、中国筋の情報であろう。
<【ワシントン2日共同】米政府高官は2日、北朝鮮情勢について、金正日総書記体制が望む権力継承作業が最終段階にあるとみられることから、近く「交渉のテーブルに戻ってくると推測している」と述べた。
同高官は核実験や一連のミサイル発射実験は、体制内継承への支持固めが理由との見方を示した。その上で、今後も緊張がエスカレートする事態はあるかもしれないが「北朝鮮には交渉以外の代替案はない」と語った。(共同)>
<韓国の情報機関、国家情報院(国情院)が金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の後継者に言及した金正雲(キム・ジョンウン、25)はこれまでベールの中の人物だった。
金委員長の第3夫人とされる高英姫(コ・ヨンヒ、04年に死去)の次男というのがすべてだった。行跡も90年代後半にスイスの首都ベルンのインターナショナル・スクールにしばらく通ったという説があるだけだ。
当時も実兄の金正哲(キム・ジョンチョル)の存在が大きく、注目されなかった。金委員長の最側近とされる李徹(リ・チョル)スイス駐在北朝鮮大使も、正哲への世話により関心があった。生母の高氏が生存していた03-04年には、兄の正哲を後継者に推戴する動きがあった。
高氏は死去時まで金委員長のそばにいたが、正式に結婚した夫人ではない。その上、金正雲は次男で、後継者としては生まれながらの限界を持っていた。それだけ同氏に関する情報は多くなかった。生まれた年度さえ83年と84年の説に分かれるほどだ。現在同氏がどんな職責に就いているかも不明だ。
北朝鮮関連消息筋は「金正雲が党と国防委員会議で役員を務めている」と伝えた。しかし総政治局・人民軍党委員会・国家安全保衛部などで後継者授業を受けている、という推測する見方も出ている。北朝鮮で金委員長の私生活に触れるのはタブー視される。高官出身の脱北者すら金正雲の存在を知らない場合が多かった。ある脱北者は「正男(38)についてはうわさを聞いていたが、正哲、正雲のことは韓国入りした後にわかった」と話した。
そのため金委員長のシェフを務める際、金正雲に直接会った日本人、藤本健二氏の証言に頼ることが多い。同氏によると、金正雲は金委員長と性格が似ているという。同氏は自伝『金正日の料理人』で「(正雲が)私と握手するとき、険悪な顔でにらんだ。“こいつは憎らしい日本人”と考えているような王子の瞳を今でも忘れられない。彼の性格は欲張りで粘り強い」と記述している。
北朝鮮当局者が「将軍様は、判断を正確に、決心は断固と、打撃は無慈悲に行うスタイル」と言及するのと似ており、政治的な野心と度胸を所有した人物という評価だ。またバスケットボールが好きで、負けると敗因を徹底的に分析するなど負けず嫌いだという。こうした性格のため、普段金委員長の正雲への愛情は格別だったとされる。(中央日報)>
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