昔と言っても30年ぐらい前の話。アメリカ、ニューヨークの真ん中マンハッタンのアパートでカレー・ライスを作ったら、管理組合の理事会で査問された末に「退去」させられた。実話だった。
教えてくれたのは著名なジャーナリスト。当時ニューヨーク特派員として滞在していて、私にカレー・ライスを馳走してくれながらの話だった。カレーの匂いをアメリカ人はそれほど嫌うのだということだった。
それから何年かして英会話の個人教授を受けたアメリカ人女性(ユダヤ系)が言う事には「私は、何処と言って、インドだけは2度と行かない」その理由がインドは人糞とカレーの混じった匂いが充満しているから、とのことだった。
なぜ、こんな事を思い出したか、というと、6月15日のインターネット上で、
<インド航空機、「カレーの匂い」で火災警報、引き返し>というニュースに接したからである。(6月15日10時18分配信 サーチナ)
これによると、15日付中国新聞社電で、12日にインド・ムンバイを出発したインド航空機(エア・インディア機)が、離陸約30分後に貨物室の火災発生を知らせる警報が出たため、引き返した。
貨物室を調べたが出火した形跡はなく、検査員は濃厚に漂っていたスパイスの香りに火災探知機が反応したとみている、というのである。アメリカ人だけじゃなく飛行機もカレーが苦手と分かったわけ。
同機はドイツ・フランクフルト行きのボーイング747型機。火災警報器が反応した際、操縦士は出火場所や煙を確認できなかったが、ムンバイへの引き返しを決めた。
着陸後に空港で調べたところ、貨物室は強いスパイスの香りが充満しており、積んでいたミックススパイスの粉、いわゆるカレー粉から出たものと分かった。
専門家によると、これまでも航空機の火災警報器が積み荷の匂いに反応したことがある。2004年には、ムンバイ発ロンドン行きの航空機が飛行中に火災警報機が貨物室内のマンゴーの匂いに反応し、ルーマニアのブカレスト空港に緊急着陸した。
また、強烈な匂いで知られる果物のドリアンに、火災警報器が反応したこともある。ドリアンの匂いはまさに人糞の匂いだ。とすると飛行機の火災報知機とは匂い感知器なんだね。
私の古い友人のアメリカ人は大の日本料理好きで、蕎麦も納豆も食べるが、おでんだけは食べない。「炉辺焼き」に行きたがるが、おでんは匂いが好きじゃないと言う。こちとら、納豆の方が匂いがきついと思うのだが。
そういえば彼もカレーライスは食べたいと言った事が無い。
日本のカレー料理の片方は海軍を通じてイギリスから入ってきたのだから、イギリス人も多分、拒否しないだろう。アメリカ人と火災報知機はなんでカレーが嫌いなんだろうか。そのうちに聞いてみよう。
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3500 飛行機停めるカレー粉 渡部亮次郎
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