3520 金正雲訪中を中国が全面否定 古沢襄

中国外務省の秦剛副報道局長は度重なる朝日新聞の金正雲訪中を全面的に否定した。中国当局が外国メディアの報道内容を公式の記者会見で全面的に否定するのは異例といえる。これに対して朝日新聞は「北朝鮮についての一連の報道は、確かな取材に基づき記事にしたもの」と広報部を通じて発表した。
<【北京=関泰晴】中国外務省の秦剛副報道局長は18日の定例記者会見で、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の三男、正雲(ジョンウン)氏が訪中し、長男の正男(ジョンナム)氏も同席して胡錦濤国家主席と会談した、などとする朝日新聞の報道について、「報じられている状況は、まったく存在しない」と述べ、全面的に否定した。
秦副局長は、「一連の報道を読むのは(スパイが暗躍する)『007』の小説を読むのと同じよう。実際は、そのような状況は存在しない。次に何を書くのか分からない」と話し、不快感を示した。
中国当局が外国メディアの報道内容を公式の記者会見で全面的に否定するのは異例。秦副局長は16日の定例会見では、「中国側は、この件に関する状況を承知していない」と、報道内容を事実上否定するのにとどめていた。
朝日新聞社広報部の話「北朝鮮についての一連の報道は、確かな取材に基づき記事にしたものです」(読売)> 
杜父魚ブログの全記事・索引リスト 

コメント

タイトルとURLをコピーしました