中国のPCに検閲ソフト搭載義務つけの延期はネチズンの勝利か?青少年にポルノや有害情報を遮断するソフトはいい加減なレベル。
新法が実地に移される数時間前になって、中国政府は「グリーン・ダム」プロジェクトの延期を発表した。つまりパソコンに7月1日から義務就ける予定だった「検閲ソフト」搭載が延期された。中国のユーザーやブログでは批判、非難が相次いでいた。しかし、この延期は事実上の撤回なのか。
米国の保守メディアの雄「ワシントンタイムズ」は「稀な政策転換」として次のように論評した(7月1日付け、同紙)。
「中国は国内外の圧力に抗しきれず、PCへの検閲フィルターのインストール実施を延期した。米国が『貿易障害』にあたるとしてWTO提訴を示唆した所為もあるが、PCメーカーが7月1日実施には間に合わないこと、もっと深刻なのはそれまでにチャンとしたソフトが完成しない。中途半端なフィルター・ソフトしか搭載できないことも分かっていたからである」。
これは「中国シビル社会の勝利だ」と時期尚早に分析する中国人ブロガーもいるが、はたして、中国が情報の検閲を完全にあきらめる筈があろうか?
中国共産党の遣り方をみていると、これからじわり時間をかけて陰湿に、しかし事実上の検閲システムを構築するだろう。
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(読者の声)貴誌2647号読者の声欄での接見で、「北朝鮮のミサイル発射場から東京や大阪まで1200キロくらい。マッハが時速12000キロくらいとして、ミサイル速度がマッハ1ならば10分で目的地に届く。マッハ2ならば5分。マッハ3で3分強」
と書きましたが、正しくはマッハ1が時速12000キロとして1200キロ地点には1時間(60分)の10分の1ですので(10分でなく)6分でミサイルは届きます。
同様にマッハ2ならば時速24000キロになり(5分ではなく)3分。マッハ3ならば時速36000キロで(3分強ではなく)2分で届く。
だが人工衛星の映像かレーダーで自衛隊か内閣調査室がミサイル発射を確認して最終的に市街地のサイレンを鳴らすのに要す時間はその時間から引かれます。それは何秒くらい必要だろうか?
さらに、実際に市街地でサイレンが鳴ってから1分とか30秒で建物や地下街にスムーズに身を隠す事は出来るのか?
身体障害者はどうする?目の見えない人やサイレンの聞えない人。さらには歩行困難な人、老人、小さな子供。(考えたくも無いくらい)地獄図が目に浮かびます。細かな点でコンセンサスを作り上げるには徹底的な訓練が必要です。
田母神元空幕長の講演に「来るな」という広島の市長は一体何様のつもりでしょう。
そんなに威張るのなら、是非とも市長に金正日に拉致された日本人全員返してくれるよう交渉してもらおうじゃありませんか。
いっそのこと、広島市だけ防衛のみならず警察や消防、保険や災害対策等の公共サービスを全面廃止して非安全保障都市宣言でもすれば良い(大阪の高槻市には本当の馬鹿がいましたが)。
他国のミサイル打ち込み放題、特殊部隊荒らし放題、暴力団や一般市民による強盗し放題、殺人OKなど無法地帯の実験地に被爆地広島は相応しい。
もしまともな政治家ならば、「二度と広島に爆弾は落とさせない」「その為には何だってやる」と考えるでしょう。
さらに市内各地に核シェルターを完備し、万が一の時には百万を越える市民が数ヶ月シェルターの中で暮らせるシステムくらい考えるのが被爆地の政治家の任務でしょう。
「左翼だから」戦争の事は考えない? 何言っているんですか、左翼国家棟梁の金正日は毎晩核シェルターで寝ている。胡耀邦も中南海地下にシェルターを完備。日本だけが無防備のストリップ国家。あぁ、いやらしい(笑)。
今後、日本としては敵国ミサイル基地爆撃能力を最大限に高める必要が有る。自身ミサイルでミサイル発射基地を攻撃するのが一つですが臨機応変さに欠けるかもしれません。そこで敵のレーダーや防御網をかいくぐるステルス機能の付いた戦闘攻撃機が欲しい。沖縄にはその任務に最も相応しい米軍機F22の編隊20機があり、嘉手納基地から平壌に2~30分で攻撃出来る。
これを是非とも航空自衛隊が保有する事が今後の日本の防衛政策の要になるはずです。だがこの現在世界最強のF22というのは1機でF15戦闘機100機に匹敵するので、日本が保有すると支那やロシアなど近隣諸国との軍事バランスが決定的に崩れる。
その上にしっかりとした諜報機関が無い日本から技術情報が筒抜けになる可能性も有るという事で米国が売却を渋り、議会が同機を外国に売らない法まで作った。
日本側が何度もF22入手を試み打診しても無しの礫。今まで悲観に暮れた次期支援戦闘機問題ですが、米国下院軍事委員会がF22の対日輸出検討を要求と情況が好転しつつあります。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090621AT2M2002020062009.html
米国も多額の対日債務抱えている上に他に売る物が無いのだから愚図愚図せずに売るべきだ!日本側もケチケチせず米国債の一部を換金して、F22を300機くらいは買おう!
米国内の空軍基地を飛行訓練区域とインストラクター付きで買収しよう!(宮崎先生、今更F16なんて差し押さえても粗大ゴミと同じだから、空母差し押さえは止めませんか(笑)。)
さらに吉報は上院軍事委員会もF22の輸出支持。日本にとっては嬉しい支援ですが、この同委員会委員長のカール・レビン氏はユダヤ系です。
彼の兄のサンダー・レビン氏も民主党の下院議員。石原慎太郎氏が「NOと言える日本」を出版して米国で問題になった時に石原氏に米国講演をセッティングして発言の機会を与えた人です。さらに、石原氏はサンダー・レビン氏の薦めも有り空席だった日本イスラエル親善協会の会長に就任。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200906/2009062700084
一方、イスラエルも喉から手が出るほどF22が欲しい。
実際、ビル・クリントンはイスラエルにF22売却の最優先権を約束しましたが、現在の逆で当時議会の反対立法に遭いました。何故、日本政府はこういう時にユダヤロビーを活用しないのか。米国が友好国(外国)イスラエルに売ると言う事は同様に日本にも売ると言う事。ユダヤロビーに圧力をかけさせれば良い。
イランやシリアが敵国北朝鮮と組んでいるというイスラエルと日本の安全保障上の「共通課題」があるのに日本政府の動きが鈍過ぎる。
それとも、実際に北朝鮮の(核)ミサイルが落ちるまでは事の重要性を判断出来ないのだろうか。(DoraQ)
(宮崎正弘のコメント)第一に国防の本質がわかっていない政治家がわがくにのまつりごとを司っているわけですから、安倍さんのときに決めた安保会議も福田内閣で一度も開かれず、ようするにこの国には安全保障を総合的に検討するトップレベルの機関が不在です。
民主党政権になるともっと酷いことになるでしょうし、日米関係に亀裂が入るでしょう。
第二にF22ですが、オバマは「雇用」に絡めていずれ、日本に売らざるをえなくなる。
GMが倒産し、つぎに虎の子の軍需産業も倒産となればオバマは2012年は大惨敗ですから、失業対策、景気対策として最大の顧客に売らないなんて立場を維持するのは難しい。
どうせ日本向けF22はグレードが低いヴァージョンでしょうから、現在のF15もそれなりに有力、空母艦載機はF14の筈ですから空母はそれなりに。もし売らないのなら日本からステルス塗料も売らないと言えば、F22の忍者性を米軍が確保するのも難しくなる。
F22は日本でも武器輸出解禁となれば自主生産も可能です。エンジンの開発に五年ほどかかるでしょうが。・・・。
第三に核シェルター化ですが、国防意識を高めるより、いまの日本では恐怖を煽ることにもなりかねず再考慮の余地がありそう。
第四にレビン議員ですが、80年代に「日本はGDPの某%をアメリカに安保税を支払え」と突拍子もなく野放図な提案をした議員です。
すでに日本の「思いやり予算」は、ホスト国として世界に例外的に在日米軍の下請け雇用の殆どを支払っている。つまり在日米軍は或る意味では日本の傭兵なんです。傭兵なのに雇用主より偉い、という奇妙な主従関係ではありますが(笑)。
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