(読者の声1)貴誌2623号に掲載の「F22を日本に配備できるかどうかは、今後の我が国防衛や日米関係を占う上で重大なポイントとなる。戦闘機の性能の差は実践訓練をした者にとっては、その意味するところはあまりにも明白である。
整備されたF22部隊を揃えれば、中国軍は恐れるに足らない。米国が折角売ると云ってきても、鳩山”友愛”内閣がどう対応するか非常に心配である<佐藤>(千葉 IT生)」に関して一言。
軍事専門家の意見ではあるが、一番肝心の核兵器の話がスッポリ抜け落ちているのが問題だ。戦闘機などは戦術レベルの話で、核がなければ話にならない。
戦闘機の前にまず核ミサイルである。戦後日本は現実を無視して危険な核武装国家の間で丸裸のまま暴走してきたが、今米国のアジア撤退で危険な状況に至っている。国防は最悪に備える発想がないと、仏のマジノ線要塞依存の愚を繰り返すことになる。
日本人はいつ米国が日本から撤退しても良いように、米国の核を当てにできない時代の国防戦略を論じなければならない。古来の諺に「備えあれば憂いなし」とある。(東海子)
(宮崎正弘のコメント)佐藤守閣下のF22論は、米国が日本に核武装をさせないという文脈の中での現場の解釈と思います。
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