シャープ在韓米軍司令官は「作戦計画5029」を通じて北朝鮮の急変事態に備えていると最近明らかにしている。これは概念計画5029(作戦計画5029)といわれるもので、北朝鮮の金正日体制が崩壊した後の軍事対応策。韓国の金大中政権下で在韓米軍と韓国軍の間で概念計画が策定され、盧武鉉政権下で作戦計画への格上げが検討されたが、北朝鮮融和政策を進める盧武鉉大統領の反対で封印された。
シャープ在韓米軍司令官の発言は、李明博政権が発足により在韓米軍と韓国軍の間で「作戦計画5029」として具体的な検討に入ったことを意味している。
この内容は軍事機密なので定かではない。目的とするところは金正日総書記の重病説によって、北朝鮮内で軍部クーデターなどによる政権崩壊を予測し、在韓米軍と韓国軍が軍事介入するケースを想定していると伝えられる。
具体的には次の検討項目があるといわれる。
1,北朝鮮国内にクーデターなどの内乱が発生。
2,北朝鮮による人質事態の発生。
3,大量の脱北。
4,生物、化学兵器など大量破壊兵器の反乱軍奪取事件発生。
5,洪水、地震など大規模な自然災害による人道支援。
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